<西郷どん>鈴木亮平&瑛太の“アドリブ合戦”に視聴者興奮「こういうのが欲しかった!」
鈴木亮平主演で西郷隆盛(吉之助)の生涯を描く大河ドラマ「西郷どん」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)。
19日に放送された第31回「龍馬との約束」では、坂本龍馬(小栗旬)に見限られ落ち込む吉之助(鈴木亮平)を友・一蔵(瑛太)が「チェストォー!きばれ」と励ます名シーンが話題を呼んだ。さらに番組公式サイトで同日、そのシーンの舞台裏エピソードが明かされ、ファンから驚きと感動の声が上がっている。(以下、ネタバレが含まれます)
龍馬が吉之助に激怒!
「龍馬との約束」では、龍馬が吉之助のため奔走し、長州・桂小五郎(玉山鉄二)と下関で会えるよう取り計らう。しかしその直後、吉之助は慶喜(松田翔太)が上洛したという知らせを受け、第二次長州征伐を阻止するため下関ではなく京へ向かった。
結局は龍馬・桂との約束を違えた形になった吉之助に龍馬は激怒!「おまんは信用も義理も人情もなにもかも失(うしの)うたぜよ」と捨て台詞を吐いて吉之助の前から去った。
そんな龍馬に返す言葉もなく、吉之助は立ち尽くすばかり。「おいは何をしちょっとじゃ」「おごっちょった…おいは天に甘えちょった」と後悔の吉之助を、一蔵は「じゃっどん、どげんしてでももう一度桂殿に会うんじゃろ。長州と組んで幕府をつぶすんじゃろ」「天が味方せんときは、おいが味方してやる」といつになく熱く激励。
ラストは、一蔵が「チェストォー!…きばれ」と叫び、それに応えて吉之助が「チェストォー!」と絞り出した――。このシーンに、視聴者からはSNSなどで「2人の友情に胸が高鳴った…」「大久保カッコよかった!」「瑛太の抑えた演技がここにきて爆発した」など、感動の声が飛び交った。
アドリブだった2人の「チェストーッ!」
同日には、「西郷どん」公式サイトで鈴木と瑛太のインタビュー記事を掲載。“友情のチェスト”シーンの裏側が明かされた。
“薩摩隼人の血”を強く表現したい思いから「チェストーッ!」のセリフを大声で叫んだという瑛太。鈴木は「まさかあんなふうに瑛太くんが『チェストーッ!』を言うとは」「リハーサルのときは普通の声量だった」と撮影時の心境を告白。こみ上げるものがあり、腹の底から「チェストーーッ!」と脚本にはない一言で応えた。
鈴木の「チェストーーッ!」を瑛太も「『あ、それ、おもしろいじゃん、ずるっ(笑)』って思いました」「くそぅ、吉之助さぁに負けたなぁ、とか思って」と回想。感動を呼んだ“友情のチェスト”シーンが2人のアドリブ合戦だったことが明かされている。