木村拓哉が元弁護士の探偵に ゲーム初主演に「興奮しているけど照れる」
10日に都内でプレイステーション4用ゲームソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」の完成披露会が行われ、キャストの木村拓哉、中尾彬、谷原章介、滝藤賢一、そして主題歌/エンディング曲を担当した[ALEXANDROS]が登壇した。
「JUDGE EYES:死神の遺言」は、「龍が如く」シリーズのプロデューサー・名越稔洋が総合監督を務めるリーガルサスペンスゲーム。
今回木村は、主人公である弁護士をドロップアウトした探偵・八神隆之の声を演じる。プレイヤーは八神を操作し、尾行、変装、潜入、証拠の写真撮影などの調査や「龍が如く」シリーズのようなバトルアクションを駆使して、猟奇殺人を解決に導いていく。
会見でゲーム内の八神と同じ衣装で登場した木村は「ゲームのキャラクターに自分を寄せるということを初めてしてみたんですけど、非常にドキドキしております(笑)」と照れ笑い。
また背景やアクションのサンプルと台本を渡され、相手役もいないまま1000分以上にわたるドラマパートのボイス収録を体験した木村は「名越監督が『そこはもうちょっと優しくお願いします』『そこは緊迫したシーンですので…』と。監督に全て身を任せてやらせていただきました」と語った。
今作の主人公の八神は木村の外見を精巧にモデリングしており、自分と瓜二つなキャラがゲームに登場するのを見た木村は「『龍が如く』シリーズでいろいろな方がキャラクターとして登場しているのを知っていたんですけど、トレーラーを拝見させていただいた時に『あ、自分が動いてる』と。なんというか興奮しているけど、ちょっと照れるというか。初めてのことばっかりだったので、驚きのずーっと連発ですね」と明かした。
そのほか、木村は自分の収録以外にもゲームの制作現場を見学。「思っていたよりも皆さん本当に寝てないです(笑)」と暴露し、名越監督を焦らせる一幕も。モデリングの際には「何個カメラがあるんだろう?という部屋に通されて、座って、自分の感覚としては『何を今から始めるんだろう』と思っていたら、スタッフさんに『終わりました結構です』と言われ…。今何したんですか?という感じだったんですけど、もう全てデータ化されていて」と新鮮な体験だったと告白した。
こういったゲーム独自の制作は共演陣も初体験だったらしく、谷原からは「モデリングをすると聞いて体を絞って臨んだら、名越監督から『(CGなので)いくらでも太ったり、痩せたりできる』と言われ、二週間の我慢を無駄にしました」と悲しいエピソードが。滝藤も「実は木村拓哉さんとは初共演。2人がどんなセッションをしたか実際に見てほしい」とアピールした。
最後に、中尾が「これをきっかけにゲームやってみようかな。(池波)志乃に相談しないとわからないけど」と会場のゲームファンを盛り上げ、木村も「監督をはじめ、[ALEXANDROS]やキャスト、制作に携わったすべてのスタッフの力と情熱が込められています。ゲームなのでプレイする皆さん次第でストーリーがいかようにも変わると思いますので、思いっきり楽しんでいただきたいと思います」と熱く語った。
発売は2018年12月13日予定。現在体験版をダウンロードできる。