窪田正孝が約6年ぶりに舞台へ! 柚希礼音とW主演で甘美で切ない恍惚と戦慄の幻想恋愛劇に挑む
2019年2月8日(金)から「Bunkamura 30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』」が上演されることが発表された。
さらに、約6年ぶりに舞台に挑戦することになる窪田正孝と柚希礼音がW出演を務め、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、山崎銀之丞、六平直政、風間杜夫らが出演することも分かった。
本作は、1974年に状況劇場公演として初演された、宮沢賢治の「風の又三郎」にギリシャ神話、シェークスピアの「ヴェニスの商人」、初演の前年となる1973年に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら誕生した民衆の「神話」ともいえる作品だ。
根津甚八、李礼(麗)仙、小林薫という今やアングラのレジェンドともいえる俳優たちが出演し、陶酔的な美しさと感動にあふれた舞台と評され、当日券を求め5時間並ぶこともいとわない観客の熱狂ぶりも話題になった。
そんな名作が今回、2019年版として上演されることに。2013年に出演した「唐版 滝の白糸」で唐作品に初参加し、蜷川演出で骨の髄までアングラに漬かった窪田と、宝塚歌劇団星組トップスターとして不動の地位を確立し、退団後はミュージカルのみならずストレートプレイやソロコンサートなど多方面で活躍してきた柚希が、演出・金守珍と共に唐十郎の美しい世界に挑む。
窪田は「蜷川幸雄氏演出『唐版 滝の白糸』でアリダを演じたのが昨日のことのように感じます。再び唐版に携われることが光栄です」と語り、「唐版の戯曲を、言葉遊びに酔いしれたい」とコメント。
一方、柚希は「今まで出演させていただいた作品とは全然違う世界で、そして私ごとですが、来年芸歴20周年を迎え、その幕開けがこの作品になり、新人のつもりで体当たりで全てをかけて学ばせていただきたいと思っております」と意気込む。
庶民的卑俗さと唐独特のロマンティシズムに満ちた高揚感で人々の心を揺さぶる公演で、窪田、柚希らがどんな恋愛劇を見せてくれるのかに期待だ。
「唐版 風の又三郎」
【東京公演】
2019年2月8日(金)~3月3日(日)
会場=東京・Bunkamuraシアターコクーン
【大阪公演】
2019年3月8日(金)~13日(水)
会場=大阪・森ノ宮ピロティホール
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