中山美穂を妻に迎え、佐々木蔵之介が有頂天⁉「アイドルのころから見ていた」
――セカンドライフに差し掛かった男女の切ない恋を描く「黄昏流星群―」(フジテレビ系)。運命の恋に落ちてしまう銀行員・瀧沢完治を佐々木蔵之介、献身的な妻・瀧沢真璃子を中山美穂が演じる。
佐々木「中山さんに妻役をやっていただけるなんて本当にありがたい! アイドルのころから見ていた方なので正直うれしいです」
中山「蔵さんとの撮影、とても楽しいです。たわいのない話ばかりしていますが、現場はいつも笑顔になります。演技もさすがです!」
佐々木「いやぁ~。中山さんの監督がこう撮りたいと言ったら『はい』しか言わない姿勢、素晴らしいです」
中山「昔からなんですよね。そこからまた考えるというか。特に今回の真璃子は受け身なところがあると思うので、近いかもしれないです」
――本作は現在も連載されている弘兼憲史の同名コミックが原作。タイトルの“黄昏(たそがれ)”とは人生の折り返し地点を過ぎた世代のことを表す。
中山「年を重ね、どんなことも受け入れたい、と思うようになりました。若いときに比べてあらがうことをしなくなった気がします」
佐々木「僕は何でも受け入れる度量を持ちたいと思ってもなかなかできないですね。ただ、昔に比べてその状況を楽しめるようになりました。完全には諦め切れないけど『何でやねん~』って面白がり笑いながら、現実を受け入れている感じ(笑)」
――出世目前に左遷になった完治は運命の女性・栞(黒木瞳)と出会い人生を見詰め直す。真璃子も夫の行動を怪しみつつ、ふとしたきっかけで娘の婚約者と恋に落ちる。
中山「娘の婚約者が相手なのはあり得ない!と思いました。何でお母さんのことを好きになるんだろう…って(笑)。でもそうなったらしょうがない気もします。人を好きになるってそういうものですから」
佐々木「完治は仕事一筋でやってきて、左遷されたタイミングで栞と運命的に出会う…。いや、 客観的にめちゃくちゃバッサリ言うとですよ(笑)。もちろん、真璃子にとっては、何それ?って感じですね。普通、仕事がダメになったら今まで支えてきた私のところに戻ってくるでしょって思うはず。何でこうなるのか…。ただ、完治をはじめ登場人物はみんなもともと恋多き人じゃないんですよ。でもある運命的な出会いで変わっていく。そこをぜひ見ていただきたいです」
中山「本当にタイミングなんでしょうね。今まで普通にやってきたことに疑問を感じ始めるというか。この気付きに関しては、“黄昏世代”をはじめ多くの人が共感できると思います。そしていろんなことにぶつかり真璃子は変化していく。その変化を丁寧に演じていきたいです」
佐々木「完治も真璃子も、社会的立場もあり経験も積んでいるので気持ちだけで突っ走らずに日々生きていると思うんですよ。その中で、突然、“恋”といった忘れていた気持ちを思い出して…。ストップかけなきゃと思いながらも抑えられないという気持ちは、もしかしたらすごく純粋でピュアなのかもしれないと思いますね」
黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~
毎週[木]夜10:00-10:54●初回は夜10:00-11:09
フジテレビ系