原作ファンに納得していただきたい
――福本伸行さんの作品を実写化する上で、気にされた点はどこですか。
岸谷:作品のお話を頂くときに俳優が大変なのは役作りで、役作りにどれぐらいの時間がかけられるかとか、撮影までに何日あるかとか問題になるんですよね。
福本先生の(描かれた)強烈な個性たちが目の前にいて、ここにどれだけすり合わせていくかというのは、俳優だけの問題じゃなくて、スタッフやプロデューサー全員の一つの問題なんですよね。そこは、みんなちょっと苦労していますね。
古川:僕は漫画原作の作品をやるときは、なるべく原作ファンに納得していただきたいので、極力原作に近づけたいなと思っています。一つ一つ描写をまねてみたり、漫画のせりふをそのまま持ってくることもあるので、事前に漫画を読むときに、これは台本になるだろうというところを全部写真に撮っています。
この時、この人はこうやって座っているとか、打つときはこうやっているとか、頭に入れておいて、実際にそのせりふがきたら、なるべく同じ形にできるように気を付けています。
もう一つは、心の声がとても多くて、僕はそこが難しいと思っています。
岸谷:ひろゆきの心の声が一番多いかもね。
古川:麻雀のシーンは段取りをものすごく細かく覚えないといけなくて。みんなも台本をちょっとずつ見ながらやらないと何をしなくちゃいけないか分からなくなるくらい大変です。
それに心の声でリアクションをとらないといけないところも難しいです。でも頑張ってやっています。
岸谷:今までいろいろなドラマに出演させていただいたんですけど、こんなに役者もスタッフもカット割りが書いてある割本を離さない現場はないですね(笑)。
“一体どこを撮っているんだろう”って、みんな見ないと分からないので、割本がないと設計図を失った感じだよね。
毎週水曜日夜1:35-2:05
テレビ東京ほかで放送
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