X JAPAN初の野外ライブをYOSHIKIが振り返る！「大勢の人に支えられてやっているんだなって…じんときちゃいました」
ロックバンド・X JAPANが14、15日の2日間、神奈川・日産スタジアムにてライブ「X JAPAN WORLD TOUR in YOKOHAMA 超強行突破 七転八起～世界に向かって～」を開催。14日を“再会の夜”、15日を“真夏の夜”と題し、2日間で13万人（各日6万5000人）を動員。'98年に亡くなったギタリスト・HIDEは映像で、また、脱退したベーシスト・TAIJIとの18年7カ月ぶりの共演を実現させた。
15日のライブはアンコールを含めた全11曲を披露。中盤の「Forever Love」はボーカルのToshIいわく「カルテットX JAPAN without YOSHIKI」として、ギターのPATA、ベースのHEATH、そしてSUGIZOがバイオリンという編成で披露。その後の「Tears」では、YOSHIKIがピアノを演奏し、それまでのハードなステージとは一転、ファンは美しい音色とボーカルに酔いしれながらも、会場からは自然に合唱が起こり感動的なシーンとなった。また、客席の後方に設けられたサブステージでは、YOSHIKIが約12分に及ぶドラムソロを繰り広げ、会場を圧倒した。
そしてアンコールでは、大声援に迎えられ現れたTAIJIと、映像のHIDEも加わり、「7人のX JAPANで行くぜ!」というToshIのシャウトで「X」がスタート。大迫力のステージにファンはおなじみの“Xジャンプ”で応え、最高潮の盛り上がりを見せた。大ラスは「ENDLESS RAIN」。YOSHIKIのピアノに合わせたファンの大合唱は鳴りやまず、ToshIは「おれたちとおまえたちは運命共同体。これからも思いっきりヨシキっていくぜ！」とメッセージ。YOSHIKIは念願だった海外進出の話題に触れ、日本のファンへ感謝の思いを告げた。
終演後には会見が行われ、YOSHIKIが出席。YOSHIKIは「自分たちだけでやってるんじゃなく、大勢の人に支えられてやっているんだなって…。（先日）アメリカで初めてライブをやった時に、日本のファンの人たちが支えてくれたから、こうしてできたんだなっていうのを実感したということもあって、なんだかじんときちゃいました」と感慨深げ。また、TAIJIとの久々の共演について「時の流れを感じた部分と、感じなかった部分と、両方がミックスした感じですね」と感想を述べつつ、「今回、こういうことを受け入れてくれたHEATHに感謝しています」とコメントを。さらに、ドラムをたたきながらキーボードも弾く、というユニークなソロコーナーを披露したことについては「自分でも何やってるかよく分かんないんですけど（笑）。実は練習中にキーボードを何台も壊しちゃったんです。ドラムのつもりでたたいてしまって、『あ、壊れちゃった…』って（笑）」と裏話も告白。今後はすでに発表されている北米ツアーのほか、シングルのリリース、アルバムの制作など多忙なスケジュールとなるX JAPAN。最後にYOSHIKIは「本当にいろいろお騒がせしてばっかりいるバンドですけど、ファンの皆さんがいてくれる限り前に進んでいきますので、今後もよろしくお願いします」とファンへのメッセージで締めくくった。
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