鈴木保奈美、ぶれない姿勢で見せた日本版「SUITS/スーツ」の魅力<プロデューサーに聞く(11)>
ついに最終話を迎える本作。後藤プロデューサーは「安心材料が多かった作品」だったと振り返る。
「まずアメリカの強力な原作があって、キャスティングも思いどおりでした。また、連続ドラマでは、芳しくない結果が出たときに『今までのじゃ駄目なのか?』とかじを切り直すこともしばしば。今作では、数字の上下こそありましたが、最初に決めた方向へぶれずに向かうことができました」。
「視聴者の皆さんも、日本版『SUITS/スーツ』はこう見ればいいのか、と慣れてきた方が増えたように感じています。これは個人的な意見ですが、もしセカンドシーズンができればもっと見やすくなると思います。やっと準備運動が終わったので、もし次があれば初球から全力で投げたいです!」
最終話あらすじ
甲斐は、検事時代に担当した殺人事件が冤罪だったことを知る。13年前に東京・世田谷の名門私立に通う女子高校生が惨殺された事件で、無職の男・栗林を強姦目的の殺人として逮捕。しかし、ある証拠が柳の手によって隠されたまま、栗林は13年間も服役していた。
その事実を知った甲斐は、栗林の再審請求を決意する。澤田(市川海老蔵)は、検察を敵にまわすことになると忠告。柳や澤田、さらには警察の妨害によって、甲斐と大輔は苦戦を強いられることに…。