星野源「放送された5倍しゃべってます」『いだてん』英語スピーチ裏話披露
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)に出演する星野源が1月8日深夜の「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に登場。視聴者の度肝を抜いた“全編英語スピーチ”の裏話を語った。
宮藤官九郎が脚本を務める「いだてん―」は、オリンピックが題材。1912年に日本で初めてオリンピックに参加した金栗四三(中村勘九郎)がドラマ前半、1964年の東京オリンピックを実現させた田畑政治(阿部サダヲ)が後半の主人公を務め、日本とオリンピックの知られざる歴史を描いていく。
同作で星野が演じるのは、ジャーナリストの平沢和重。外務省高官としてニューヨーク領事などを歴任後、NHK解説委員になり、26年間にわたってニュース解説を行った経歴の持ち主で、わかりやすい語り口とシブい雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”ともいわれる人物だ。「いだてん―」では、東京へのオリンピック招致の立役者の一人として、田畑とともにドラマ後半で重要な役割を演じることになる。
セリフが全部英語…「がく然としました」
“1話まるごとプロローグ”という位置づけの第1回では、そんな平沢がオリンピック開催地選考会で英語のスピーチを行う場面も放送された。
会場には田畑や東京都知事・東龍太郎(松重豊)の姿もあるものの、スピーチを聴く大多数が外国人キャスト。“完全アウェイ”な環境の中、星野は手元のスピーチ原稿に一度も目を落とすことなく流ちょうな英語で堂々とスピーチを行った。
8日の“ANN”で、星野はそんな「いだてん―」初登場シーンを回想。「平沢さんは調べれば調べるほど本当に素敵な人で、やりがいがある」と語り、「で、どんなセリフだろうと思ったら第1話のセリフが全部英語だったという…がく然としました」と率直に明かした。
さらに「実際の撮影では、放送されたセリフの5倍はしゃべってます」と裏話も披露。スタッフからの要請で、実際に当時平沢氏が行ったスピーチの全文を暗記して撮影に臨んだという。