――前2作は「繕い裁つ人」(2014年)などの三島有紀子さんが監督を務められていましたが、今回は「神様のカルテ」シリーズで知られる深川栄洋監督に変わりました。深川監督とは「半分の月がのぼる空」(2009年)でも組まれていますが、深川監督の印象は?
役者を乗せるのがうまい監督ですね。例えば、撮影に入る前に監督がシーンの説明をしてくれるんですけど、そのときに亘理がどういう気持ちでいるのかを語るのが実に巧み。
それを聞いてから本番に入ると、すごく芝居がしやすいんですよね。本当にステキな監督だと思います。
――前2作の三島監督からは「大泉さんをカッコよく撮りたいから、太らないでください」と言われたそうですが、今回はそういった注文はあったのでしょうか?
確かに三島監督のときは「太らないでください」「昨日、お酒を飲みましたね?」と言われてました。でも、今回はそんなことは一切なかったです。まあ、もともと僕をカッコよく撮ろうとか、かわいく撮ろうという気持ちもないんでしょうけど(笑)。だから、ついつい飲み過ぎた日もありました。でも、最後には必ず温泉に入れたから、そんなに顔がむくまずにすみましたけど(笑)。
あと、この映画の共演者には“サウナー”が多くて、マキタさんとか岡田君はめちゃくちゃサウナが好きなんです。その岡田君に勧められて、初めて水風呂に入りましたんですけど、これが案外よくて。これまでは水風呂なんて怖くて入れないと思っていたけど、すっかりハマってしまいました(笑)。
映画「そらのレストラン」
1月25日(金)公開
監督=深川栄洋/出演=大泉 洋、本上まなみ、岡田将生、マキタスポーツ、高橋 努、石崎ひゅーい、眞島秀和ほか