椎名桔平が“禁断の医療ドラマ”に主演「役者に覚悟を突きつけてくる物語」
主演・椎名桔平(白川泰生役)コメント
――久坂部羊さんの原作ドラマ化の主演は2作目となりますが、今回の意気込みをお聞かせください。
2015年の「破裂」に続き、今回の「神の手」で主人公の医師役を演じさせていただく箏をうれしく思います。それと同時に久坂部先生の作者=医師だからこそのリアリティーを存分に感じさせられる物語は、演じる役者に覚悟を突きつけてきます。気を引き締めて、兼重監督と共に、この“禁断の医療ドラマ”に挑みたいと思っています。
――“安楽死”という題材を描いた本作の脚本を読んだ時の感想を教えてください。
無意識に目を背けてきた大きな問題に、まるで自身が直面したかのような錯覚と驚きに襲われました。医療の限界と人間の尊厳に、どう対処していかなければいけないのかを、強く、深く、考えさせられます。
――読者の方々にメッセージをお願いします。
すぐ先の日本に必ずやってくる、「終末期医療はどうあるべきなのか」という社会問題を、この作品を通して一緒に考えてもらえればうれしいですね。
そして、少しでも皆さんがこの先の人生を、前に向かって生きる何かにつながればと願っています。