<いだてん>古舘寛治、可児徳にちなんだドッジボール大会にエール
主役って言われると気分良いですね~
トークショーが行われたのは、村歌舞伎などの文化が根付く、東濃地域ならではの芝居小屋で岐阜県重要有形民族文化財に指定されている「かしも明治座」。
「本日の主役」と紹介されながら登場した古舘は、「主役って言われると気分良いですね~」と笑顔でイベントのスタートを切った。
東京高等師範学校の校長である嘉納治五郎を演じる役所広司とは、映画「キツツキと雨」(2012年)でも共演していた古舘。映画の撮影でも、中津川地域に訪れており、その共演以来、古舘は役所に「とてもかわいがっていただいている」という。
一方で「いだてん」の撮影では、役所が倒れるシーンで、地面に頭を打つギリギリまで古舘が手を差し伸べなかったことで、役所から本気で怒られたと話した。
他にも共演者とのエピソードは尽きない。
東京高師の舎監で、肋木(ろくぼく)を過激なほどに普及させようとする永井道明役の杉本哲太とは共演シーンも多いが、「面白い役は僕がやるはずなんですけどね~」とライバル心を燃やしているそう。
また、四三と同じく徒歩部に所属する生徒・野口源三郎(永山絢斗)については、「いつの間にかタメ口を聞かれたり、『あんたは黙ってろ』とか言われて、野口は可児さんの教え子なはずなんですけどね~」と釈然としない表情を見せ、会場の笑いを誘った。
そして最後に、古舘は作品について「今までそれなりに長い間、俳優をしてきて、宮藤官九郎という脚本家は、めったにいない面白い脚本を書く人です! 『いだてん』は間違いなく伝説の大河ドラマになると思いますので、リアルタイムでぜひご覧ください!」とアピールして締めくくった。