溝端淳平主演「仮面同窓会」ヒロインに瀧本美織!『独特のスリルとサスペンスを楽しんでください』
木村了「淳平と共演すると、いつも僕は死んでしまう役」
僕が演じる大泉和康は、洋輔がいなくなってからの10年で、かなり卑屈な性格になった人間です。
このドラマは回想シーンも多いので、対比の演技も上手に見せたいと思います。そして和康は足に障害があるので、その部分は特に慎重に演じていきたいと思います。
台本の印象は、原作も読ませていただきましたが、伏線の張り方が原作とは違うと思いました。第1話からすでに、多めに伏線が張られているなと。
そして、スピード感ある展開に、すでにラストが気になっているほどのワクワク感を感じています。
そのすてきな台本に正直、プレッシャーは感じていますが、和康という役でドラマを掻き回せるよう、全力でぶつからせていただきます。
溝端淳平さんとは若い頃から何度もお仕事をご一緒していて、普段は“淳平”と呼んでいます。ただ、淳平と過去に共演したドラマでは僕は必ずと言っていい程死んでしまうのですが、今回はどうなのでしょうか?(苦笑)
この10年近くの間でお互いいろいろな経験をしてきたと思いますが、吸収して成長した部分を出し合い、どれだけいい化学反応が起きるのか楽しみにしています。
スピード感を持ったサスペンスが展開されていきます。たくさんの複線が張り巡らされているので、できるだけ見逃さずに覚えていてくださると、後半から「あ、そういうことだったのか!」というスッキリ感が気持ちいいと思います。
一見、何の意味もなさそうなことが、後半からかなり意味を持つような作りになっています。日常に少し刺激が欲しい方には特にお薦めのドラマです。ぜひ、最後まで見ていただけるとうれしいです。
廣瀬智紀「八真人のような人を、いつか演じたいと思っていた」
僕が演じる片岡八真人は、表面的にはとても穏やかで、友だち思いの誠実な人という印象があります。ただ、ドラマのタイトルにもあるように、人は誰しも自分を守るために“仮面”をかぶっていて、その仮面が八真人にとってどの部分なのか…。ストーリー的にも繊細な役だと思います。
僕はミステリー小説を読むのが大好きで、雫井脩介さん原作の「仮面同窓会」も読ませていただきました。
とにかく早く先が読みたくなるような内容でしたし、「それぞれの登場人物が、一体何を考えているのだろう?」と思わせるスリリングさもとても好きでした。
溝端淳平さんとは初めて共演させていただきますが、とても爽やかで男らしい方という印象です。現場を引っ張ってくださったり、とても頼りになる方だと感じました。
回を追うごとに続きが気になっていくドラマだと思います。片岡八真人は、僕がいつかこういう性格の人を演じてみたいと思っていた、“まさに!”の役です。
誠心誠意、一生懸命に役を生きたいと思いますので、八真人の仮面はどの部分にあるのか?、そして登場人物の行方を1話、1話、楽しみに見ていただけるとうれしいです。