山崎豊子の傑作小説を原作に、大阪の大病院で繰り広げられる壮絶な権力争いを描いた岡田准一主演の5夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子「白い巨塔」(夜9:00-10:24ほか、テレビ朝日系)が、5月22日(水)よりスタートする。
原作の刊行から50年経った今、物語の設定を2019年に置き換え、岡田演じる浪速大学医学部第一外科・准教授の財前五郎が、自身の悲願である“教授の座”を目指してなりふり構わず邁進していく姿を映し出す。
ザテレビジョンWEBでは、同ドラマの出演者によるリレーインタビュー連載を実施。本リレー連載の第1回では、主人公・財前(岡田)の愛人で、バー「ラディゲ」のホステス・花森ケイ子を演じる沢尻エリカのインタビューをお届け!
沢尻に、撮影時のエピソードや共演者について、作品の見どころなどをたっぷり語ってもらった。
もう少し皆さんと交流したかった
――ケイ子役のオファーが来た時の感想を教えてください。
まず、あの名作をまたやるんだって思いました。私は黒木瞳さんがケイ子を演じた2003年版のドラマ(フジテレビ系)を見ていたんですけど、すごく好きな作品なんです。でも、ケイ子役が私でいいんですかという思いもあって(笑)。
緊張していましたけど、鶴橋(康夫)監督とは以前お仕事をしたことがありましたし、岡田さんもとても気さくな方だったので楽しくやることができました。
――岡田さんからは「ジリさん」って呼ばれていたそうですね?
そうなんですよ(笑)。初めて言われましたね。すごく親しみを込めて呼んでくださったのでうれしかったです。岡田さんは現場のムードメーカー。スタッフやキャストと積極的に話してくれたので、いい雰囲気の中で撮影をしていました。
――ケイ子の登場は、ほぼ財前と一緒のシーンですよね。
裁判のシーンもほんのちょっとでしたから、もう少し皆さんと交流したかったですね。本当は(財前)五郎ちゃんの“総回診シーン”を見たかったんですけど、記者会見で岡田さんの“総回診”を見られたのでよかった。とても素晴らしかったです。