<ルパンの娘>深田恭子「笑っちゃいけないシーンも、つい笑ってしまいます」
――では本作の内容に絡めて、お互いに“盗みたい”ものは?
深田「私は瀬戸さんのストイックさです」
瀬戸「えー!?」
深田「今回、役作りのために10kg増量されたって聞きましたし、ドラマ『海月姫』(2018年フジテレビ系)のときは逆に減量されたんですよね?」
瀬戸「はい。そうです」
深田「私は我慢が苦手で、うらやましいなって思います。ちなみに今回はどうやって体重を増やしたんですか?」
瀬戸「それはもう、たくさん食べて鍛えるのみです(笑)。使命感じゃないですけど、やらなきゃ!みたいな気持ちで、お腹を空かせないようにとりあえず食べてましたね。
あと、だんだん結果が出て身体が変わってくると面白くて。最初はつらいけど、“ここの筋肉がついたな”とか変化を実感し始めるとモチベーションも変わってきました」
――逆に、瀬戸さんから深田さんに対しては?
瀬戸「度胸ですかね。はたから見ると緊張してるようには見えなくて」
深田「え?私、緊張感ないですか?(笑)」
瀬戸「いや、決してそういうことではなくて、肝が据わってる…みたいな。
10代の若いころからずっと役者をやられてるじゃないですか。そのぶん経験してきた現場も多いはずだし、きっとそこから醸し出るものなのかなって。
僕なんて、歳をとるにつれて現場でテンパったり、頭が真っ白になることが増えて。なぜか不思議と“緊張しい”になってきたんですよ。深田さんはそういうことないですよね?」
深田「ありますよ。でも、そういうふうに『見えない』って言っていただけるのはありがたいです」
瀬戸「うらやましいです。僕は“緊張してるな”とか“笑いを堪えてる”っていうのがすぐバレてしまうんです(笑)」