殺される気持ちを想像
――今回演じる志方恭介は、回想などでは2話目以降も登場するということですが、1話で殺されてしまう役ですね。その点についてはいかがでしょうか?
これ以上、家族役の皆さんと撮影をすることができないので、それはとても寂しかったです。でも殺される役は初めてだったので、いい経験になりました。殺される気持ちを想像して演じました。
――その気持ちを想像する上で、参考にしたものはありますか?
映像配信サイトなどで、いろいろな役者さんの“殺害されるお芝居”を見て、どんな殺され方がこの作品に合うだろうかということを参考にしました。
――別の役を演じる際にも、他の方の芝居を参考にすることはありますか?
結構ドラマやアニメを見るので、「この役、あのキャラクターに似ているな」というのがあれば、もう1回見直して、しぐさや顔の角度など、使えるなというものを取り入れています。
――他に芝居をする上でのこだわりはありますか?
あまりこだわりすぎると他の役者さんに迷惑を掛けることもあると思うので、“あまりこだわりすぎないように”というのがこだわりかもしれないです(笑)。できるだけ共演者の方に合わせられるようにしようと心掛けています。
――「それぞれの断崖」の見どころを教えてください。
1話は、本当に“急展開”という言葉が似合う回になっています。恭介が家庭内暴力をしたかと思えば、いきなり死んでしまったり。毎回どんでん返しがたくさんあって、ハラハラしながら見ることができると思うので、そういうところに注目していただきたいです。
――最後に何かアピールなどはありますか?
次は、もう少し長く生きる役がやりたいなと思います(笑)。