常盤貴子・木村多江・貫地谷しほり・上白石萌音の小説朗読を人気音楽家の演奏とともに楽しむ4夜連続音楽会
音楽収録のエピソードを紹介
番組制作スタッフが教えてくれた、演奏家たちの音楽収録時のエピソードや、楽曲に込めた思いも紹介しよう。
【柏木広樹エピソード】「カノン」「アメイジング・グレイス」は、4重レコーディングをしました。旋律・ベースなど4パート、柏木さんが全てのパートを弾いて、ミックスした力作。チェロの音が、よりダイナミックに広がり、他では聞けない貴重な演奏です。じっくりお聴きください。
【清塚信也エピソード】太宰治「女生徒」の文章に、「薔薇のワルツ」が聞こえてくる場面があります。「薔薇のワルツ」をイメージして、清塚さんが、書き下ろしてくださいました。「夕靄(ゆうもや)」も、この番組のために作曲。音楽から、とても素敵な風景が浮かび上がります。タイトルは、上白石萌音さんが命名しました。
【NAOTOエピソード】クラシックだけでは無く、J‐POPやロック音楽も愛するNAOTOさん。番組のラストは、江戸川乱歩「接吻」に合わせて、サザンオールスタース「涙のキッス」をクラシックアレンジで演奏。物語内では、バイオリンの超絶技巧演奏が場面を盛り上げます。サスペンス風のBGMや、弦を駆使してのSE音も、NAOTOさんのアイデアです。
【上松美香エピソード】「月夜とめがね」に合わせて、物語の中の演奏曲は、全て「月」をイメージしたクラシックです。木村多江さんの柔らかい語りと、アルパのエレがンな演奏で、とてもロマンチック。通常、アルパではクラシックの楽曲は演奏しませんが、番組のために上松さんが全て編曲して演奏してくださいました。
放送日時:2019年8月13日(火)~16日(金) 4夜連続
夜10:05‐10:55 NHKラジオ第1にて
8月13日(火) 常盤貴子 with チェリスト:柏木広樹「一房の葡萄/有島武郎」
8月14日(水) 上白石萌音 with ピアニスト:清塚信也「女生徒/太宰治」
8月15日(木) 貫地谷しほり with バイオリニスト:NAOTO「接吻/江戸川乱歩」
8月16日(金) 木村多江 with アルパ奏者:上松美香「月夜とめがね/小川未明」