舞台「ミシマダブル」が上演スタート!! 生田斗真「蒼井優ちゃんをお手本にしてます」
舞台「ミシマダブル 三島×MISHIMA vs 蜷川『サド侯爵夫人』『わが友ヒットラー』」が、2月2日、東京・Bunkamura シアターコクーンにて開幕。出演の東山紀之、生田斗真、演出の蜷川幸雄が初日の公開稽古で取材に応じた。
本作は、三島由紀夫代表作2作を蜷川の演出で、同じ舞台美術、同じ出演者で上演。「サド侯爵夫人」は18世紀のフランスを舞台に悪徳の限りを尽くすサド侯爵を6人の女性に語らせ、人間に潜む謎と闇を描いた物語。一方「わが友ヒットラー」は、ナチス党政権下、ドイツ、ヒットラーがかつて同志を粛清したレーム事件を題材に、その前夜を描いた男たち4人の会話劇で、すべての男優が“女性”と“男性”を演じ分ける作品となっている。
ドレス姿で登場した東山は「あまり気分は良くないです(笑)。だいぶ慣れましたけど、最初のころは照れもあったり、違和感もあったりしましたけど。やっぱり恥ずかしいですね。友達の川平慈英が、ポスターを見て『おまえとなら付き合える』って言われたので自信が出てきました」とコメント。また「化粧したりドレスを着ることは、心境もどんどん高まりますし、やはり楽しいもんですね。付けまつげは、いままでしたことないので違和感がありますが、鏡を見て笑っちゃいました。斗真の顔を見ても笑いますよ」と笑顔で話した。
一方、生田は「けっこう開放されますね。初めてなので気持ちいいです」と話し、「歩き方とかしぐさは稽古中から練習して身に付きました。スカートが長いので踏まないように気をつけてます」と明かし、東山のドレス姿に対しては「やっぱりかわいいですね。あまり見る機会のない先輩の姿なので目に焼きつけようと思います」と感想を。
冒頭の2人がじゃれ合ううシーンについて東山は「蜷川さんに怒られました。歩く時にぽんぽんと跳ね上がって歩いちゃうので、もっと貴族的に歩けと、スーっと歩きなさいと言われました。やっぱり難しいですね」と話した。
記者から「お手本は奥さん? 」と聞かれた東山は「女性のしぐさは自分で勉強するようにしてます」ときっぱりと言い切った。また「演じていると、自然に女性のしぐさが出てきます。どうしても声を高くしがちですが、そこは抑えていこうかと。自然と女性の感情がものすごく出ますのでそっちの方を大切にしようかなと思ってます」と語った。一方、生田は「僕は、蒼井優ちゃん的にやってます。天然ぽく、つるんとしたかわいさを目指してやってます。優ちゃんは、稽古場にも見にきてくれて、きれいだって言ってくれました」と明かした。記者から「ジャニーズの誰かにドレス姿を見せた?」と聞かれると「まだ誰にも見せてないです。どんな反応が返ってくるか楽しみですね」と答えた。
●東京公演
2月2日(水)-3月2日(水) Bunkamura シアターコクーン
●大阪公演
3月8日(火)-20日(日) シアターBRAVA !