中野英雄、映画初プロデュース作で若旦那に「ジェラシーたっぷり」
加藤雅也主演の映画「影に抱かれて眠れ」が9月6日に公開。7日に都内で公開記念舞台あいさつが行われ、加藤、中村ゆり、松本利夫(EXILE)、カトウシンスケ、若旦那(湘南乃風)、熊切あさ美、和泉聖治監督、原作者の北方謙三が登壇した。
加藤雅也、北方作品出演は「喜ばしいし、難しさも感じる」
北方氏とは16年来の親交があるという加藤は「いろいろな物事について深く知っており、話が尽きない方です。北方先生の原作作品に出演するのは2回目なんですけど、喜ばしいことである一方、複雑なキャラクターが多いので難しさも感じます」と打ち明け、「でも、今回は『諦念を心に置いてやってください』とのアドバイスを頂いて、それを意識しながら演じることができました」と手応えを明かした。
それを聞いた北方氏は「覚えてないんですけどね。諦念と言ったような気がするんですけど…。映画の原作は素材の一つ。原作者がつべこべ言うべきではない。どういう映像を見せてもらえるか楽しみでしたが、完成したものを見たら驚きました。これまでに映像化されたものにはなかった心のざわめきを感じました。“映画”を見たな、という気分です」と太鼓判。
自身もカメオ出演しているが「そのままでいいと言われたのでそのままやったら、完全なエロジジイになっていました」と会場を笑わせた。
また、映画初プロデュースに挑戦した中野英雄も呼び込まれる形でステージへ。今回の作品について「(プロデューサーとしては)勉強することばかりだったので、戸惑ったこともたくさんありました。監督に教えていただきながらやりました」と謙虚にコメント。
しかし、「僕は俳優なので、現場に行っていてめちゃくちゃ(演技が)やりたかったです。若旦那のところ(役)やりたかったです。あれ、僕の仕事だって思いながら見ていました(笑)。ちょっとジェラシーたっぷりです。あれはパワーがすごいです」と本音を漏らしつつ、若旦那の演技を絶賛していた。
公開中
出演=加藤雅也/中村ゆり、松本利夫、カトウシンスケ、熊切あさ美、若旦那/余貴美子、火野正平/AK-69
原作=北方謙三「抱影」(講談社文庫)
主題歌=クレイジーケンバンド「場末の天使」(ダブルジョイ インターナショナル / ユニバーサル シグマ)
監督=和泉聖治
脚本=小澤和義
プロデューサー=中野英雄
公式サイト=http://kagedaka.jp/
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