中川大志が、発売中の週刊ザテレビジョン9/27号の連載「Be Ambitious!」で、最終回が迫る連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合ほか)撮影中の思い出を振り返った。
主人公のアニメーター・坂場なつ(広瀬すず)の夫で、演出家の坂場一久を演じている中川。放送中の第25週では、2人がタッグを組んで作るアニメーション「大草原のソラ」をきっかけに、なつが生き別れの妹・千遥(清原果耶)と再会するというストーリーが描かれている。
そんな中川に、5枚の場面写真を選び、撮影時の思い出を語ってもらった。
再プロポーズは、きっと坂場が一番人間らしくなれた場面
まずは東洋動画に入社したなつの同僚として初登場した場面。「皆さん忘れていると思うんですが(笑)、当初はカチンコくんって呼ばれていたんですよ。カチンコを下手にたたくのが難しくて、指を挟んで落とすシーンを何度も練習した覚えがあります」と中川。
やがて、坂場はなつにプロポーズするが、退職をきっかけに自ら白紙にしてしまう。そんな坂場が、再びなつに思いを伝える場面を2枚目に選出。「一度なっちゃん(なつ)にさよならを言われてからのプロポーズ。ここは理屈じゃなく、感情で話せたらと思っていました。きっと坂場が一番人間らしくなれた場面じゃないかな」と振り返った。
3枚目は、結婚を決めた2人が(なつが育った)柴田家にあいさつに行く回。中川は、「ここで、またアニメーションを作りたいと決心して、2人で空に『やるぞ!』って叫ぶところも好きなシーンの一つでした」と感慨深げに語った。
4枚目は「圧巻だった」という結婚式の場面。「ほぼフルキャストが集まったのは、あのときが最初で最後。共演者の方、スタッフさんから本当に祝ってもらっているような空気ですごくうれしかったですね」。
そして、最後は「なつと優の2人を抱き締めるところ。それまで夫婦二人三脚で頑張ってきたけど、夫婦と優と“3人”でいろんな問題に向き合って進んでいこうとする姿がすてきだなと思いました。あと、本当に優を演じた赤ちゃんがかわいいんですよ! 相当癒やされましたし、今すぐにでも会いたいくらいメロメロです(笑)」と明かしていた。