“アイドル”という大変だった夢のような時間
――では、綾巴さんが“後輩”として見てきた“先輩”たちってどんな印象だったんでしょうか。
SKE48の先輩はどの人を見ても勉強になるというか、みんな真面目だし、しっかりやるし。この人っていうのはなくて、先輩はみんなお手本っていうイメージでしたね。その中でも、私は宮澤佐江さんをずっと見てきて…うん、程遠いなって感じますね。
――そして、卒業まであと20日くらい(※取材時)になりましたが、もうすぐ卒業するという実感はありますか?
全くないんですよ。握手会でファンの方が泣いてくれたりするんですけど、いまいち私は実感が湧かなくて。SKE48での毎日が当たり前だったから、(SKE48ではなくなった自分が)想像ができなくて。中学2年生からずっとSKE48で、言ってしまえば“普通の世界”を知らないので、すごく不安ですね。
――握手会も、ファンの方がすごくいい横断幕を作ってくれていましたよね。
メンバーもみんな言ってくれるんですよ、「今までで一番いい横断幕だね」って。
――「よく頑張った」って書いてあって。
そうなんです。ファンの人に褒めてもらえるとうれしいですよね。
――でも実は、その“フリ”になるようなモバメがあったんですよね?(笑)
やめてくださいよー、恥ずかしい!(笑) そうなんですよ、実は。モバメに書きました。私も覚えてます。
――あと、これまで話そうと思ってたけど話しそびれてきたこととかがあれば、この機会にと思うんですが、何かありますか?
うーん…(少し考えて)アイドルは大変でした(笑)。
――その言葉の理由は?
自分が置かれている状況にちゃんと応えられなかったり、頑張っても頑張った分の結果がすぐに分かりやすく出るわけじゃないので、何か、頑張ることって大変なんだなって思いました。
――では最後に、9月21日(土)の劇場最終公演や29日(日)の「AICHI GIRL'S EXPO 2019―」も控えるアイドルとしてのラストスパートに向けて、意気込みを聞かせてもらえればと思います。
もうアイドルとして活動することはこの先ないと思うし、小学5年生くらいからずっとアイドルが好きで、そのアイドルになれて、夢のような時間を過ごしてきたので、最後はポジティブに楽しみたいと思います!