北村一輝「人間が必要としている部分がしっかりとあるキャラクター」
――最後に、読者の皆様へメッセージをお願いします。
川原常治という役を、ぜひ深く見てほしいですね。たまに許せない部分もあると思います。お酒を飲みすぎたり、怒ったり、逃げたり、器の小さい男でもありますが、その奥には「愛」という人間が必要としている部分がしっかりとあるキャラクターになっていると思います。
ぜひ、常治の表面だけではなく、その人の人間性を奥深く感じ、家族を含めた周りの人たちとのやりとりも楽しんで頂ければいいなと思います。そして、喜美子のがんばり、成長、そして愛情がドラマを通してみなさんに届きますように、「スカーレット」をご覧ください。
第6回(10月5日[土]放送)のあらすじ
居候・草間(佐藤隆太)との突然の別れを乗り越えた喜美子(川島夕空)。小学校では、同級生の照子(横溝菜帆)と信作(中村謙心)との三角関係に巻き込まれ、喜美子は二人の待ち合わせに付き合うことに。
約束の場所はなぜか墓地。ところが信作は心のうちを喜美子だけに打ち明けて姿を消してしまう。残された喜美子は、照子からも秘密を明かされ、初めての体験をする。その頃家では父・常治が留守の間、招かれざる客が訪れる。