佐藤浩市、中井貴一の“反省”発言に「へぇ反省するんだ…。俺したことない」
9月13日の公開初日から、10月11日までに観客動員数230万人、興行収入は29億円を突破しているということが明かされると、会場から大きな拍手が。
リピーターも多いというのが本作の特徴ということで、大ヒットについて聞かれた中井は「まだ僕は1回しか見てないんですけど(笑)。この映画が面白いのは最後のタイトルバックまで見て帰る方が多くいらっしゃる。
出演者の名前を見て、探し当てられない人がいらっしゃるらしく、それをどうしても探したいと思って見にいらっしゃる方も多いというふうにうかがっております。三谷幸喜の作品というのは、何回も見ると見方が変わっていくというんでしょうか。
舞台もそうですけど、新しい発見がある作品ですので、三谷さんも何回も見ることを喜んでいらっしゃるんじゃないでしょうか」と感慨深げに語った。
一方、佐藤は本作の反響について「『入っているらしくて良かったですね』っていう声はありますね。実際、これで三谷さんも次が撮れるな、良かったなって思っております」と笑みを浮かべた。
中井と佐藤の違い?
ポリシーとして、自身の作品は公開後に見ることが多いという中井。本作も公開後に初めて見たというが「上映して次の日に行ったら満員で入れませんでした。なので、平日になるまで待とうと思って、3日間待って見ました」と明かす。
スクリーンで見た感想を「ものすごい落ち込みました。もう僕たちって駄目なんです。僕の(公開前に)見ない理由はそこなんです。最初に見ちゃったら、反省しちゃってキャンペーンができなくなっちゃうんですよ。
だいたい映画って1年たって公開になるでしょう? 最初の方に見ちゃうと、みんなに見てくださいって言えなくなるんです。だから無責任でいて、知らないから『見てください』って言っておいてから見よう、というのが僕のやり方。無責任に言った後に見て、反省するのが僕なんです」と持論を展開する。
すると横の佐藤は「へぇ反省するんだ…」とぽつり。すかさず中井が「えっ、しないの?」と驚くと、佐藤は「俺、反省したことない」とこちらも逆に驚いた様子で返した。
続けて中井が「『俺いいな~意外と』って思うの?」って聞くと、佐藤は「『あ~イケてるイケてる』ってなる」と明かし、中井は「マジか! マジか~! 本当!?」と驚きを隠せない。
「大体初号(試写)で見て、『あ~イケてるOK!OK!』ってなるよ」と佐藤が言えば、中井は「え~、齢60歳を迎えようとする2人、これだけの違いがございます。人間、人生それぞれ、いろいろですね本当に」としみじみと話した。
取材・文=尾形正奈
公開中
出演:中井貴一 ディーン・フジオカ 石田ゆり子 草刈正雄 佐藤浩市
小池栄子 斉藤由貴 木村佳乃 吉田羊
山口崇 田中圭 梶原善 寺島進
藤本隆宏 迫田孝也 ROLLY 後藤淳平(ジャルジャル) 宮澤エマ 濱田龍臣 有働由美子
製作:フジテレビ 東宝
制作プロダクション:シネバザール
配給:東宝
コピーライト:(C)2019 フジテレビ 東宝
映画公式サイト:https://kiokunashi-movie.jp/