中川大志「理人の毒の吐き方が不器用でかわいらしい」<「G線上のあなたと私」インタビュー>
バイオリンの音色のように、柔らかい気持ちになれる作品
バイオリン同様簡単にうまくはいかない人生を、互いに励まし合って三重奏を奏でていく。
波瑠「大人になってくると、自分の居場所を見つけることがすごく難しくなってくるじゃないですか。社会人になると職場仲間はできても、悩みを共有したり打ち明け合ったりってこともしにくくなる。でも普段全く違う生活をしている3人が、バイオリンという一つのことを中心に集まっただけで、こんなにものの見方が変わるんだ、と。影響を受け合い、与え合って、開けてくるものがある。私は台本を読んでいて、個人的にすごく希望を感じました」
中川「年齢も性別も違う3人が、きっと普通だったら出会わない人たちと出会って、その場でだからこそ知れることがすごくたくさんあって…いろんな世代の方にそれぞれ刺さる部分がありそうですね」
松下「バイオリンの優しく丸く包んでくれる音色のように、柔らかい気持ちになれる作品だと思います。それぞれの人への応援歌のようなものになればうれしいですね」
取材・文=magbug