「恐怖人形」萩原利久インタビュー 「“寝坊に負ける恐怖”に勝るものは無いんじゃないか(笑)」
11月15日(金)より全国にて公開される映画「恐怖人形」。差出人不明の招待状によりキャンプ場に集められた男女が、怨念を吸い取り巨大化する謎の日本人形に襲われる姿を描いたホラー作品で、日向坂46・小坂菜緒が初主演を務めることでも話題となっている。
今回、小坂演じる主人公・平井由梨の幼なじみ、中川真人を演じた萩原利久にインタビューを敢行。小坂ら共演者とのエピソードや、実際に対峙した“恐怖人形”の印象、ことし20歳を迎えた自身の変化などについて語ってもらった。
真人は「男の究極形」!?
――まずは今回、映画「恐怖人形」でご自身が演じた役どころについて教えてください。
10万円欲しさにいかにも怪しいキャンプ場に行ってしまう、すごく純粋な真人くんという男の子なんですけど、役としては、一言で言うならば「マジでいいヤツ」だと思います。今まで僕が演じてきた役の中でも、もしかしたら一番いいヤツなんじゃないかってくらい、心がきれいで純粋な男の子ですね。
基本けんかとかも好きじゃないだろうし、普段は平和に過ごしているんだと思いますけど、いざという時には頼りにもなる、実は男気もあったりするという。わりと「男の究極形」なんじゃないかなと思っていたりしますね。好きな子もいるのかいないのか…。多分いるんでしょうけど(笑)、そこにはちょっと踏み込みきれない感じもあるキャラクターです。
――本格的なホラー作品への出演は本作が初めてかと思いますが、今回の作品のオファーを受けた際の感想をお聞かせください。
「挑戦」というテーマが自分の中ではありました。なかなかやったことのない作風ですし、役柄も僕は内向的なキャラクター(を演じること)がとても多い中で、ここまできれいな心を持った男の子もなかなか演じる機会も無かったですし。(共演者も)初共演の方ばかりでしたし、本当に「いろんな意味で挑戦になるな」というのが、自分の中で出てきた感情でしたね。
――ちなみに、ホラーの作品はお好きですか? 印象に残っている作品などあれば教えてください。
(友達などが)何人かいるシチュエーションで、誰かが「見たい!」って言ったら「じゃあ」って一緒に見たりします。その中でも、小学生の時に見た「リング」(1998年)は印象に残ってますね。大人数で見たんですけど、小さいながらにみんなで集まって、わざわざ部屋を暗くして、音を大きくしてキャーキャー言いながら見ていた思い出があります(笑)。