神木隆之介、葉村&明智の探偵コンビは「ポンコツ(笑)」【<屍人荘の殺人>連載】
机上で5日間の計画するサークルの部長、ですかね
――その葉村と明智は大学のミステリー愛好会に所属する万年助手と会長という間柄ですが、もし神木さんが何かのサークルに入るとしたら、どんなものを選びますか?
大学生のイケイケグループに参加してみたいですが、実際はものすごい地味な“机上旅行クラブ”で、部長という感じですかね(笑)。
――“机上旅行クラブ”とは?
ちょっとコアなんですけど、鉄道の時刻表を見ながら机上で5日間の計画するサークルです。行きたいところは日本中のどこでもいいんですけど、主な移動手段は鉄道だけ。観光地も回れて、気持ちよく鉄道で東京に戻ってくるなんて最高じゃないですか!
――でも、机上で考えるだけで、実際の旅には行かないんですよね?
そこが高校生と大学生の違いですよ。大学生は高校生よりも多少はお金を持っているだろうし、大学が認めたサークルであれば多少の助成金も出ると思うので(笑)。とはいえ、メンバーが提案した旅の全部に行くのは無理なので、それは平等に毎回抽選で行き先を決めるとか。もちろん、実際に旅をする楽しみもありますが、個人的にはそこに行くまでの行程を思い描く方が楽しかったりするので、“机上旅行クラブ”はありだと思うんですよね(笑)。
――今は“鉄オタ女子”もたくさんいますが、神木さんの思い描かれる“机上旅行クラブ”は男性メンバーの方が多そうですね(笑)。
確実にそうでしょうね(笑)。でも、もし実現できるなら、僕はまだ九州に降り立ったことがないので、大分の湯布院とかに行ってみたいです。あと、長崎のハウステンボスにも行ってみたいし、九州を走っている(全席スイートルームの寝台列車・)ななつ星にも乗ってみたい。それこそ列車に関して話し始めたら本当にキリがないんですが、日本で一番長い距離を走る寝台列車というトワイライトエクスプレスにも乗ってみたかったです。こちらは2016年に運休が取りやめられてしまったのですが、それ以外にも行きたい場所、乗りたい列車はいっぱいあります!
取材・文=馬場英美