高橋克典主演のドラマスペシャル「庶務行員・多加賀主水」(夜9:00-11:05、テレビ朝日系)が、11月17日(日)に放送される。
同ドラマは、銀行を舞台にした江上剛原作の「多加賀主水」シリーズ第3弾で、高橋が元フリーターという異色の経歴を持つ銀行の雑用係“庶務行員”に扮(ふん)し、組織の闇に立ち向かう姿を描く。
主人公・多加賀主水を演じる高橋と、主水と同じ銀行に勤める香織役の夏菜にインタビュー。作品への思いや撮影現場でのエピソードを語ってもらった。
高橋「第1弾から比べて変化している」
――第3弾が決定した時の率直な感想は?
夏菜:「おお、すごい!続いた!」と純粋にそう思いました(笑)。第2弾が「ポツンと一軒家」(毎週日曜夜7:58-8:54、テレビ朝日系)の後ろというのもあって、視聴率の数字も良かったから、いい流れのまま第3弾があったんですよね。
高橋:2時間ドラマって最近少なくなってきて、前番組の流れで視聴者の方が見てくれたのは本当に良かったです。今回、第3弾をやれることは本当にうれしかったです!
――今までのものと、第3弾の違いは?
高橋:違いか…全然覚えてない!(笑)。撮影ではドラマのことばかり考えてしまうけど、それが終わると安心するのか、忘れてしまいますね。
夏菜:克典さん、忘れないでください(笑)。第1弾の方が、克典さん演じる主水はスマートなイメージだったんですけど、第3弾になったらおじいちゃん感が強くなりましたよ!わざとだったんですよね?
高橋:そう、わざとなの。よく分かったね。
夏菜:いやいや、撮影始まる前に私に「俺、こういうキャラでいくから」と宣言していましたよ。
――こういうキャラとは?
夏菜:おじいちゃんっぽいというか、ツッコミどころのある、視聴者の皆さんにとってより親しみやすいキャラになっていましたね。第1弾から比べてそこが変化しているところだと思います。
高橋:主演である僕が、率先してボケたりするのって必要だと思うんです。視聴者の方が、主水に親しみを感じて、ツッコミながら見られたら楽しいじゃないですか。もし、次があったらもっとおじいちゃんになっているかもしれません(笑)。主水は、きちんと年を重ねていきます。
夏菜:克典さん自身は若々しくて全くおじいちゃんに見えないんですけど、この第3弾の主水は本当に年を感じました(笑)。年を感じる克典さんの姿って新しいですよね。
高橋:年重ねた方が面白いでしょ。次はスーツの色も変えようかなと考えています!グレーとかベージュとか…薄い茶色とか。どう思う?
夏菜:そうですね、おじいちゃんが好みそうな感じが出ていていいかもしれません。早くその姿が見てみたいです。