高岡早紀、クランクアップを迎え「新しい高岡早紀が見せられたと思います」<リカ>
高岡早紀主演ドラマ「リカ」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系)がクランクアップを迎え、高岡、大谷亮平、夏菜が撮影を終えての感想や、残り2話に向けた見どころなどを語った。
雨宮リカ役:高岡早紀コメント
――撮影を終えての感想をお聞かせください。
想像以上に楽しかったというのが、1番の感想です。こういう特異な内容でしたので、最初は現場が変な雰囲気になってしまうかもと想像していましたが、全然そのようなこともなく、逆に大変楽しい現場の中、そのメリハリが本編にいい化学反応を起こしたのではと思っています。
――新しい役への挑戦と伺いました。
今まで闇を抱えているような役はありましたが、こういうタイプの役は初めてでした。「新しい高岡早紀が見せられたらいいな」と制作発表でも言いましたが、自分の想像以上に、その通りになったのではないかと思っています。
――印象に残っているシーンを教えてください。
本当にたくさんありますが、第1話のナースステーションで私が「雨宮リカ、28歳です」と言ったときの、周りの雰囲気と皆さんのリアクションが面白かったです。
おそらく、現場スタッフも含めて皆さんは“28歳”のシーンを、私がどのように言うのか楽しみにしていたと思います(笑)。そういう雰囲気も含めて、大変印象に残っています。
――最終話まで残り2話となりましたね。
最終話に向かって、リカの狂気がさらにエスカレートしていきます。もしかしたら、これが本来のリカの姿かもしれません。純粋な彼女だからこその気持ちの変化を、最後まで楽しんでご覧になっていただけるとうれしいです。
本間隆雄役:大谷亮平コメント
――撮影を終えての感想をお聞かせください。
本当にやりがいのあるドラマでした。撮影が終わった充実感はとてもありますし、苦しい部分もありましたが、楽しかったです。本間という役柄を楽しめた作品でした。
――印象に残っているシーンを教えてください。
これまでいろんな方に助けてもらいながらリカを回避していたのに、そのリカがついに家に乗り込んできた…という場面です。本間として自分の気持ちをぶつけたシーンでもありましたし、いろんな事件が起こった濃い時間でした。
――リカ役・高岡早紀さんとの共演はいかがでしたか?
高岡さんが、リカをとてもイキイキと演じられていた気がします。“人としてどうなのか”という役でいらしたのに、本当にやりがいを持って楽しまれていたように見えました。
そんなリカの様子を見て、「この人はなんで分からないんだろう」と、演技なのについイラっとしてしまったりして、芝居を超えた怒りの感情が沸いてきた時もありました。でも、それはやはり高岡さん演じるリカが、素晴らしかったからだと思います。
――お芝居を超えた生の感情が、視聴者の皆さんにも伝わるのではと思います。
気持ちを大事に、演技に乗せてやり切りました。そう思っていただけるのであれば、うれしいです。
金沢千秋役:夏菜コメント
――撮影を終えての感想をお聞かせください。
第2部の方が、千秋としてたくさん出演できたこともあって、やっていて面白かったです。
――意外にも女性視聴者の皆さんのリカへの共感が多いのですが、夏菜さんのご意見を伺いたいです。
そうなんですか!? リカのひたむきな思いというのは、女性観として分からなくはない気もしますが、ひと言で言えば“残念な人”だと思います。でも、どこか共感できてしまうところもあるのが不思議ですし、母性みたいなものもあるのかな…? でも、やはり私は関わりたくないです(笑)。
――リカを演じた高岡さんとは、どんなお話をされていましたか?
私は、高岡さんとは肌が奇麗とか透明感があるとか、そういうお話しかしてなくて、「すっぴんすごい奇麗ですね」とか(笑)。とても楽しくお仕事させていただきました。
――印象に残っているシーンを教えてください。
携帯で情報を流すシーンや、リカと電話でのやり取りのシーンなど、全体を通してひとり芝居が多かったような気がします。演技としては新鮮でしたし、やはり1人のお芝居は難しいとも思いました。
――第2部では、千秋の存在が色濃くなりましたね。
リカの他に第1部、第2部通して出演しているのは千秋だけなので、ちょっとお得な気持ちでした。今後、千秋はどのような活躍をするのかと想像してくださっている方もいらっしゃるようですが、今のところ、まさかのリカ側にいます(苦笑)。
いい意味で、よりドラマをかき乱していけた存在だったのかなとも思いますので、楽しんでいただけるとうれしいです。