衛藤美彩、仲野太賀とのW主演映画「静かな雨」中川龍太郎監督の印象は「言いにくい…(苦笑)」
仲野太賀と衛藤美彩がダブル主演を務める映画「静かな雨」が11月24日、「第20回東京フィルメックス映画祭」で上映され、仲野と衛藤、音楽を担当した高木正勝、中川龍太郎監督が舞台あいさつに登壇。
2020年2月7日(金)から東京・シネマート新宿ほか、全国で順次公開されることが発表された。
仲野太賀、中川監督とは「刺激し合って作品を作れる」
仲野は「フィルメックスの熱量を感じて、びっくりしています。この作品を上映できることを誇りに思います」と笑顔であいさつ。
中川監督とは「走れ、絶望に追いつかれない速さで」(2015年)以来のタッグとなり、「中川監督とはほぼ同世代で、一緒に歩みをそろえて映画を作れる数少ない同世代の仲間です。今回は中川くんにとっては初の原作もので、自分にできることがあればと参加しました。前作から4~5年がたって、まだまだお互いに成長していかないといけないし、今回もタッグを組んで、またより一層、高め合いたいと思ったし、刺激し合って作品を作れる監督だなと改めて思いました」と振り返る。
主人公・行助については「どちらかというと、ハッキリと構築された世界観で進んでいく物語なので、見てくださる方に共感してもらえる人間であることが重要かなと思った。(行助は)足をひきずっていたり、特殊な設定ではあるんですが、そこで行助の感情に普遍的なものが宿っていれば、共感してもらえるのかなと思って演じました」と話した。
一方の衛藤は、行助が出会うたい焼き店の女性で、交通事故の影響で新たな記憶を刻むことができなくなってしまうヒロイン・こよみ役。
本作が映画初出演にして初主演となるが、「3月に乃木坂46を卒業したんですが、この作品の撮影中はまだ在籍していて、グループでの活動をしながらの主演でプレッシャーもありました」と明かす。
こよみについては、「緊張した日々の中で、あまり深く役作りとか『こういうふうにしよう』という感じで、イメージを作らずにすんなり入れたのは、自分と近いものがあったからなのかなと思います」とコメント。
また、中川監督の印象を聞かれると、「言いにくい…」と苦笑しつつ、「本番前のリハーサルにたくさん時間を取ってくださって、『衛藤さんらしさが出てほしい』と何度もおっしゃっていただき助かりました。何回も打ち合わせをし、練習したので自然と入り込めました」と感謝した。
2020年2月7日(金)より東京・シネマート新宿ほか、全国順次公開
<スタッフ>
監督:中川龍太郎
脚本:梅原英司、中川龍太郎
音楽:高木正勝
制作:WIT STUDIO、Tokyo New Cinema
配給:キグー
<キャスト>
仲野太賀、衛藤美彩、
三浦透子、坂東龍汰、古舘寛治、川瀬陽太、
河瀨直美、萩原聖人、村上淳、でんでん
【HP】kiguu-shizukana-ame.com