<ドクターX>“胸熱”最終回に絶賛の嵐!シリーズ人気をけん引した“安心感”と“緊張感”の絶妙バランス
米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が12月19日の放送で最終回を迎えた。主人公のフリーランス医師・大門未知子(米倉)だけでなく派閥を超えて東帝大学病院の総力を結集したクライマックスに、ファンから「これでこそドクターX!」「胸熱展開にシビれた!!」といった感動の声が上がっている。第6シーズンも高視聴率を維持し好評を博した超人気ドラマの人気の秘密に迫る。
(最終回までのネタバレがあります)
第6シーズンでは「ドクターX」生みの親である中園ミホがメーン脚本に復帰。未知子の新たな対立軸として「ハゲタカ」の異名を持つ投資家・ニコラス丹下(市村正親)とその腰巾着・鮫島有(武田真治)が加入し、東帝大学病院にも経営効率化の波が押し寄せた。丹下と未知子がスペイン語で会話する導入にいきなり度肝を抜かれた視聴者も多かったはずだ。
レギュラー陣にも“次世代がんゲノム・腫瘍内科部長”浜地真理(清水ミチコ)や“次世代インテリジェンス手術担当外科部長”潮一摩(ユースケ・サンタマリア)らクセのある面々が加わり、おなじみのキャラクター・加地秀樹(勝村政信)は“次世代超低侵襲外科治療担当部長”に昇格。代わりに蛭間(西田敏行)派筆頭だった元外科部長・海老名敬(遠藤憲一)がヒラの医局員に降格するという人事刷新が行われた。
清水ミチコのモノマネショーまで!!
シリーズ作品ならではの安定感と遊び心あるサプライズが絶妙なバランスで共存するのが「ドクターX」の真骨頂。なかでも、レギュラー陣やゲスト患者たちがさまざまなかたちでもたらしたサプライズには楽しませてもらった。
“ブラジルの日系二世”というニコラス丹下は、スペイン語と日本語のバイリンガルなだけでなく、性格もラテン系。表向きは冷酷なコストカッターだが、嬉しいことがあれば踊り出す愛嬌たっぷりのキャラクターでもある。市村正親演じる丹下が副院長室で武田真治演じる鮫島と陽気にサンバを踊るシーンには、なんとも言えないおかしみがあふれていた。