古川雄大が天海祐希主演ドラマでチャラ男を熱演「ヒアウィーゴーは悩みました」
天海祐希が主演を務める医療ドラマ「トップナイフ-天才脳外科医の条件-」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。“脳外科の女帝”こと深山瑤子(天海)ら天才的な技術を持ちながらもどこか不器用な医師たちが、患者を救う姿を描くリアル・ドクターストーリーだ。
本格的な医療ドラマながら良い意味でクセのあるキャラクターが多数登場し、オリジナリティーある世界観を作り上げる今作。中でも医師たちの憩いの場となっている「バー カサブランカ」のマスター・来島達也は、「ヒアウィーゴー」を口癖とする“THEチャラ男”として作品に登場する。
そんな来島を演じる古川雄大は、舞台だけでなくアーティストとしても活躍中。3月30日(月)スタートの連続テレビ小説「エール」(NHK総合ほか)にも出演が決定するなど、出演作が多数控えている。
そんな古川を直撃インタビュー!「正反対の存在」と語る来島という役や、多忙な年になりそうな2020年の抱負を聞いた。
――古川さん自身とは遠い役かと思いますが、役に入るのは難しかったですか?
台本を初めて読んだときは、ほど遠い存在だなと思いました(笑)。特に「ヒアウィーゴー」というせりふ…。他のチャラい口調は何となく(自分の中に)入ってくるんですが、そこだけは「どう言えばいいんだろう」と悩みました。色々なパターンで録音して、聞いてみてと何回も繰り返しながら(撮影の)前日まで悩んで。でも、毎話といっていいぐらい「ヒアウィーゴー」のせりふがあったので、結果的にはたくさん考えておいてよかったです。
――令和の時代になかなか言わないせりふですよね
そうですね(笑)。だからこそ、良いせりふをいただけたなと思っています。監督と役について話したときは、お笑いコンビのEXITさんをイメージしているとおっしゃっていたので、漫才の動画を見させていただきました。
ちなみに最初に僕がイメージしていたのは、オリエンタルラジオの藤森(慎吾)さん。営業的ではあるのですが、来島も藤森さんと同じようにどこか頭を使っているのかなと思ったので、参考にさせていただきました。
――ビジュアル面でチャラ男を意識した点はありますか?
サーファーということで、自然な程度で色黒にしましたね。髪の毛にメッシュを入れたり、趣味がサーフィンだから海水で髪も傷み気味だろうということで、あえてオイルなどは塗らずにパサパサ気味にセットしたりと工夫しました。
――今回の役はバーテンダーということで修行などされましたか?
バーテンダー講座を開いていただいて研修しました。お酒をシェークする作業でも、中身がどうなっているのかをイメージしたり、本当に難しいんだなと思いました。しかも、ただ単純にシェークするのではなく、肩をしっかり使うなどフォームにもコツがあるんです。プライベートでも借りたシェーカーや、外出時はペットボトルなども使いながら細かい部分を練習しました。
――古川さん自身は普段バーに行かれますか?
実はあまり行かなくて…。バーでの過ごし方が分からないんです。バーが好きな方って本当にお酒が好きなのはもちろん、きっと隣の人と気軽に会話できたり、バーテンダーの方と仲が良かったりとそういう目的で行くのかなと。
僕はどこにも当てはまらないので…(笑)。でも、バーテンダーのシェイクの方法を学んだので、「本当にやってる!」って見方で楽しめるかもしれません。
――作中では医師たちの憩いの場となっているカサブランカ。視聴者にとってはどういった場所として捉えて欲しいですか?
ドラマのエンディングが全てを物語っていると思っています。ただの医療ドラマではなく、登場人物の背景など細かく緻密な物語を描いている中で最後は笑ってダンスで終わるという、見ている方々に安心してもらったり元気になる場所として感じていただけたらうれしいですね。他の医療ドラマで登場するような人物とは正反対なキャラクターをいただいたので、一息つけるような場所になってほしいなと。そして今後はカサブランカで発展するストーリーも描いていただいているので、そのことに感謝しつつ、その物語も楽しんでいただければと思います!