HKT48卒業から女優へ…
――女優として充実しているようですね。
楽しいですね。見ていただいた方から感想を聞く時などもすごく楽しいです。
今はお芝居の経験をちゃんと積んで、女優さんとして一人前になりたいという思いが強いです。私がその役を演じているから見に行きたいと思ってもらえるような、そんな女優さんになりたいです。
目標とするような女優さんはいっぱいいるので、いろんな女優さんのお芝居を見て、いっぱい吸収して、その上で自分の個性を出せていければと思っています。
――2019年6月にHKT48を卒業して約8カ月がたちました。振り返ってみて感じることなどありますか?
この女優としての生活にもだいぶ慣れてきて、心地いいです。一人にも慣れましたね。以前はメンバーと一緒にいる時間が長かったので、卒業したばかりの時は一人での時間の使い方が分からなくて。
卒業したばかりの頃は「休みの日だけど今日何しよう?」というの日が多かったんですけど、最近では自分磨きの時間に充てたり、リフレッシュに使ったり、上手に仕事のモチベーションを保ちながら、日常生活も楽しむというのも勉強するようになりました。
お仕事とプライベート、どちらもバランス良く安定していた方が健康でいられるなと感じましたね。
――だいぶ雰囲気が変わり、大人っぽくなりましたね。
今日は女優っぽく衣装を決めてみました!(笑) TPOに合わせておしゃれするのは好きなので、かわいらしい服も着たりします。
でも、前よりも人間らしさは増したかなと思います。以前は、ステージ上にいる“アイドル・はるっぴ”という感じで、常にかわいらしく、キラキラしていたいというイメージが強かったんですけど、女優さんとなってからは演じる役も感情もいろいろあって、怒ったり、泣いたり、時には嫌われ役になったり。そういう部分では、人間味が増したんじゃないかなって思います。
「兒玉遥のイメージを覆すようなお芝居を」
――今後演じてみたい役はありますか?
学生の役です。「また戻るんだ?」って感じですけど(笑)、できるだけ早いうちに学生を演じて、その作品を残したいんです。
年上の役をやらせていただくことは多いんですけど、若く見せるのが無理な時がいずれやってくるじゃないですか(笑)。なので、まだ20代前半のうちに、学生のピュアな心を演じたいですね。
――まだまだ制服を着ていたいと?
1回だけでいいんです(笑)。とにかく作品を残したいなって。
――では、最後に読者へメッセージをお願いします。
この作品の私は、今までの兒玉遥のイメージを覆すようなお芝居をしているので、ぜひ劇場に見に来てほしいです。
ファンの方はもちろんですけど、お芝居(舞台)を見たことがないという人にも、この作品から見ていただければお芝居の楽しさを存分に楽しんでいただけると思います。
一回見てもらえばはまると思うので、まだ舞台を見たことない方にも、劇場に足を運んでいただけたらうれしいです。
東京公演:3月12日(木)~30日(月)紀伊國屋ホール
大阪公演:4月4日(土)、5日(日)COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール ※ザ・ロンゲストスプリングのみ
福岡公演:4月11日(土)、12日(日)イムズホール ※モンテカルロ・イリュージョンのみ
作=つかこうへい
演出=中屋敷法仁
ザ・ロンゲストスプリング出演=荒井敦史、馬場ふみか、佐伯大地、玉城裕規
モンテカルロ・イリュージョン出演=多和田任益、兒玉遥、菊池修司、鳥越裕貴
公式サイト=https://www.atami2020.jp/