仮面女子・猪狩ともかが卒業発表直後に心境を告白「ずっと私を救ってくれた場所でした」
仮面女子・スチームガールズの猪狩ともかが2月17日に東京・秋葉原の仮面女子CAFEで行われた公演でグループからの卒業を発表した。
2018年4月に強風で倒れた看板がぶつかり、脊髄損傷で車いす生活となったが、同年の8月にステージ復帰を果たし、アイドル活動を続けてきた猪狩。
この日は彼女のスチームガールズ加入3周年の2日前で、ライブ終盤にはファンが横断幕を掲げて祝福した。
猪狩は「今日で3周年かと勘違いしてて、ツイッターで何も言われないなと思ってたら、まだだったんだ(笑)」と言い、場内から笑いが起こる。
続く最後の曲を歌い終えたところで「ちょっとお時間いただいてもいいですか」と切り出し「9月19日にZepp Hanedaでワンマンライブがあるんですけど、それをひと区切りとして私、猪狩ともかは仮面女子を卒業します」と発表。
場内は静まりかえり、涙を見せるメンバーたちもいる中「いきなりの発表で驚かせてしまって、ごめんなさい」と言って涙声に。
「私は仮面女子という存在に今まで何度も何度も救われてきて、仮面女子にいなかったら、けがをした後に帰ってこられる居場所はなかったんじゃないかなって思うほど、仮面女子でいて良かったなって思ってます。でも、そんな仮面女子というグループに頼るのではなく、これからは猪狩ともか個人として活動していきたいなと思って、卒業を決意しました」と、言葉を詰まらせながら語った。
続けて「車いすで活動するアイドルとして注目していただくことがなかったら、卒業後に一人で活動していけるような人ではなかったと思います。だから、これはけがしたことによって開けた新しい道だと思ってます。けがをして失ったものもたくさんあるけど、私にしかできないことや、やっていきたいことが明確になりました。これからはそんな新しい可能性を信じて頑張りたいなと思ってます」と今後の活動への意気込みをアピール。
「卒業してもアリスプロジェクトで活動を続けていくので、仮面女子と同じイベントに出たり、私が仮面女子の曲を作詞したり、ずっとつながっていたいなって思ってます。卒業したらアイドルではなくなるので、ライブをしている私を好きって思ってくれてる方は寂しいと思うかも知れないですけど、これからの猪狩ともかを応援してくれたらうれしいです」と語ると、場内から大きな拍手が起こった。
9月19日(土)東京・Zepp Haneda
猪狩ともか著「100%の前向き思考 生きていたら何だってできる! 一歩ずつ前に進むための40の言葉」
5月8日(金)東洋経済新報社より発売
▼公式サイト
https://kamen-joshi.com/
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