妻夫木聡&柄本佑、照れながらも夏帆に真っ赤な薔薇と“感謝の思い”をプレゼント
舞台あいさつでは、夏帆に対して妻夫木ら4人が花言葉で「あなたに会えて心からうれしい」という意味を持つ5本の薔薇の花束を渡しながら、感謝を伝える一幕も。
間宮は劇中の表情を見て「素晴らしい女優さんだと思いました」とニッコリ。
柄本は「たくましくもどこか救ってあげたくなるようなあなたの魅力にくぎ付けでした」と照れ笑いしながら明かすも、「けど、あまりにうちの弟と仲が良過ぎて、あなたの斜め後ろから、うちの弟(柄本時生)が俺を見ているような気がしていました」と打ち明け、会場の笑いを誘っていた。
妻夫木は「弱さを出せる人ってなかなかいないし、そういう人こそ強いと思う。包み隠さず弱い部分も出してくれて、目の前の役と逃げずに向き合ってる夏帆ちゃんを、本当にステキだと思いました」と白い歯を見せ、「覚悟を持った強い方だと思います。また共演できることを楽しみにしています」と爽やかな笑み。
三島監督は「ずっと夏帆ちゃんにいい思いをしてほしいし、思う存分演技をしてほしくて。夏帆ちゃんはもっとすごい。私が夏帆ちゃんのいいところを見せるんだって、ずっと思っていました。だからこの『Red』で夏帆ちゃんともう一度出会えてよかったです。また来世でも出会ってください」と熱い思いを。
4人の言葉をかみ締めた夏帆は「皆さんとご一緒できて、何よりこの作品と出会えて、本当によかった。私にとって20代後半、これから30代に向けてのターニングポイントとなる作品。できないこともたくさんあったけど、悩む時間を許してもらえるのは本当にありがたかったです。これを糧にまた皆さんとご一緒できたら」と満面の笑み。
最後に映画の見どころを問われ、三島監督が「後悔するだろうって分かっていても、しなきゃいけない決断って人生にやってくるときがあるのかなと思う」と明かし、「そうすることでしか次に進めないってことがあったら、そのときの自分を許しながら、豊かな人生を進んでもらえたら」とメッセージを送っていた。