リアルじゃできないことをできるのがお芝居の醍醐味
――感情がない朱枷を演じる上で、苦労や難しいと感じることが多かったのでは?
感情がないからといって声が棒読みになり過ぎるのも違いますし、感情を作り過ぎた声だとそれは朱枷ではなくなってしまうので、その絶妙なバランスの演技をするのはすごく難しかったです。撮影終盤の今でも試行錯誤しながら演じています。
あとは、演じる時にまだまだ方言とか訛りが抜けなくて、よく「イントネーションがおかしいよ」と注意されることがあります。私は訛っているという自覚がないので、どういうイントネーションが正しいのか分からなくなっちゃうんですよ。そこが本当に難しいです。
――逆に演技に対して手応えを感じた部分はありますか?
そうですね…。手応えを感じたところがあまりなくて、何回やっても自分に満足できないですし、納得がいっていないことの方が多いです。
何度もドラマの撮影ができるわけではないですし、一回一回を大事にしないといけないと思っているのですが…。毎回が反省の連続です。
――桃月さんはコスプレーヤーとしても活躍されていますが、演じる上で共通している部分はありますか?
もちろん似ている部分はあるとは思いますが、やはり顔が作れていても、そこに動き・せりふが付くとなかなか難しいですね。ちゃんとやらなきゃいけないと思いつつもできていない部分が多いので、まだまだ勉強していきたいです。
――今後演じてみたい役はありますか?
これは前から言っているのですが、学園を舞台に誰かをいじめる役とか、ホラー作品で主人公を助けてラストに死んでしまう役とかを演じてみたいんです。
リアルじゃできないことをできるのがお芝居の醍醐味だと思うので。日常では経験できない非日常の役をやれたら面白いなと思いますし、いろいろなことにチャレンジしたいなと思います。
4月2日(木)スタート
毎週木曜夜10:00-10:30ほか
TOKYO MXほかにて放送
<放送情報>
TOKYO MX 毎週木曜夜10:00~※4月2日スタート
BS日テレ 毎週木曜夜1:00~※ 4月2日スタート
CSファミリー劇場 毎週日曜夜12:00~※4月5日スタート ほか
<スタッフ>
原作:雨宮慶太
エグゼクティブ・プロデューサー:二宮清隆
企画:田中文
監督:綾部真弥、永江二朗、田口桂
脚本:江良至、平松正樹、和田清人、内田裕基
音楽:栗山善親、寺田志保
<キャスト>
空遠世那(クオンセナ):松大航也
天羽涼介(アモウリョウスケ):勇翔 (BOYS AND MEN)
南雲太輔(ナグモタイスケ):時人
香月貴音(コウヅキタカネ):とまん
星合翔李(ホシアイショウリ):清水尚弥
奏風大(カナタダイ):門下秀太郎
日向蓮(ヒュウガレン):Reiji(TOK\O TRICKING MOB)
朱伽(シュカ):桃月なしこ
伽堂アザミ(カドウアザミ):日南響子
葉霧宵刹(ハギリショウセツ):丸山智己 ほか