<映画「みをつくし料理帖」>角川春樹最後の監督作に、元“角川三人娘”の薬師丸ひろ子、渡辺典子が特別出演【コメントあり】
お百役・薬師丸ひろ子「角川春樹さんは、私を女優という仕事に導いてくださった方」
薬師丸ひろ子:角川春樹監督は、私を女優という仕事に導いてくださった方です。「みをつくし料理帖」、角川さんの監督作品でもあり、ぜひ参加させていただきたいと思いました。角川春樹さんは、私が子どもの頃からいつも温かく見守ってくださっている存在です。
本作では藤井隆さん演じる清右衛門の妻を演じましたが、けんかしながらも仲の良い夫婦を、工夫しながら楽しく取り組ませていただきました。本作が描く“時代”、そして“人と人のつながり”が心に残る作品になるのではないかと思います。
お満役・渡辺典子「角川春樹監督とは30年ぶり。野村宏伸さんとも久々にご一緒しました」
渡辺典子:角川春樹監督とは、30年ぶりでしょうか。とても懐かしかったです。昔、角川春樹事務所で一緒だった野村宏伸さんとも久々にご一緒し、ワンシーンでしたが、多少アドリブを入れたりしながら楽しい撮影現場でした。
本作は時代劇ではありますが、親しみやすいイメージの作品だと思います。
角川春樹監督「二人とも、もっとシーンを増やしたいと思うほど、しっかり演じてくれた」
角川春樹:薬師丸ひろ子は、「キャバレー」(1986年)以来の出演。「みをつくし料理帖」での出演シーンは、3シーン。戯作者・清右衛門の妻・お百を演じた。彼女の撮影がクランクアップを迎え、花束の贈呈をしたときに号泣した姿を見て、彼女が13歳で出会った頃の姿を思い出し、私も感慨深いものがあった。
渡辺典子は、16歳でデビューしてから、演出家として彼女に向き合ったのは今回が初めて。ワンシーンだけだったが、私が想像した以上の演技を見せてくれた。
二人とも特別出演ということだったので、出演シーンを増やすことは叶わなかったが、もっとシーンを増やしたいと思うほど、しっかり演じてくれてよかった。
2020年10月16日(金) 全国公開
出演:松本穂香、奈緒
/若村麻由美、浅野温子、窪塚洋介、小関裕太、永島敏行、
藤井隆、野村宏伸、渡辺典子、衛藤美彩、村上淳、
反町隆史、榎木孝明、鹿賀丈史/薬師丸ひろ子
/石坂浩二(特別出演)/中村獅童
製作・監督:角川春樹
脚本:江良至、松井香奈、角川春樹
原作:「みをつくし料理帖」高田郁 (ハルキ文庫/角川春樹事務所)
料理監修:服部幸應 制作統括:遠藤茂行 制作:楽映舎
※高田郁の「高」は “はしご高” が正式表記
【HP】http://www.miotsukushi-movie.jp/