フジテレビアナウンサー 特別取材第一弾 木下アナ、細貝アナの入社2年目コンビにインタビュー！
フジテレビアナウンサーたちが、出演する人気の朗読ライブ「朗読LegendⅢ」が7月2日（土）、3日（日）で上演される。
本番を間近に控えたフジテレビアナウンサーに2回にわたり取材を実施、「朗読Legend」の魅力、アナウンサーたちの朗読へかける思いを語ってもらった。第1回目となる今回は、壤晴彦主催の演劇倶楽「座」の事務所で稽古に励む、細貝沙羅アナ、木下康太郎アナの入社2年目コンビを突撃した。
都内にある壤の事務所には大量の書籍やDVDが置かれている。これは参考文献などを取り出し、すぐに言葉のイメージができるようにするためだ。実際に稽古中、一字一句の意味を確認し不明な箇所があると図鑑などを取り出して2人に説明する姿が何度か見られた。そんな稽古を細貝アナは「図鑑などを見ることで、“こういうことなんだ”と想像しながら頭の中で場面を作ることができるので、すごく助かります」と振り返る。
細貝アナは今回の朗読では北原白秋の「砂山」を披露。北原独特の言い回しの理解に「“すずめ”という単語が“子供”を意味しているということを聞いて、エッ！そうなんだって…」と苦労していることを明かす。壤からも「一つ一つの言葉のイメージを着地させなさい」と指導が入り、OKが出るまで練習は続く。すると次第に、自ら身振り手振りを付けイメージを膨らませながら朗読する細貝アナ。「どれだけ詩に対して感情移入できるのが、肝だと思う」と思考錯誤しながら稽古に打ち込んでいた。
一方、木下アナは松尾芭蕉の「奥の細道」に挑戦する。普段は情報番組を担当。仕事では「臨場感を出すために、自分の気持ちを高ぶらせてリポートすることが多い」というが、稽古では「落ち着いて分かりやすく伝えなさい」と真逆の指導を受ける。さらに高校時代をアメリカで過ごした木下にとって古文は馴染みの薄いもの。最初に文章を読んだ時には「何じゃ、これ？って思った（笑）」と戸惑うことが多いことを明かした。だが、そんな状況を木下は「自分の中の引き出しを増やしたいという思いから、今回の朗読レジェンドの参加を決めました。今後のアナウンサー人生に活かせていけるように、考えながらやっていきたいなと思います」と目標を掲げた。
今回の朗読レジェンドは、東日本大震災後に行われるということもあり、「思いを伝えたい」という気持ちの出演者は多い。細貝アナもその一人。「震災後、自分たちの未来が不安な子供たちがいっぱいいると思う。もしかしたら、日本だけではなく、世界中の子供たちが不安になっているかもしれない。子供たちが元気になるように一生懸命、朗読したいですね」とメッセージを送った。
木下は被災地へ取材に行ったときを思い返し、「被災者の方とのやり取りで、アナウンサーの職業って何なんだろう…」と自問自答したという。そんな中、先輩の渡辺和洋アナからの「何で、被災地に行くかと言うと、被災地に行くことで、報道を見た人たちが援助をするかもしれない。それで、被災者の生活が良くなるかもしれないんだ」とのアドバイスでふっきれたと笑顔に。「震災をきっかけに一つ一つの仕事に非常に意味のあることだと実感した」とアナウンサーという仕事の重要性を噛み締めていた。
最後に細貝アナは「本格的な大きな舞台でやる朗読は初めてなので、すごくワクワクドキドキしているのと同時に、新たな自分を発見できるような素敵な舞台にしたいなと思っています！」と語り笑顔。木下アナも「震災後という時期にやるからには、しっかりとした意味のあるものをやっていきたい。どうすれば、意味のイベントにできるかということを考えて、フジテレビアナウンサーみんな頑張っていきたいと思っています」と意気込んでいた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
公演日程：7月2日（土）～3日（日） 7月2日（土）13時～・17時～/3日（日）13時～
会場： COREDO室町 日本橋三井ホール
料金：全席指定・税込 前売5000円 当日5500円
