男も憧れたトシちゃんにマッチ、チェッカーズ、吉川晃司ほか80年代男性アイドルソングの魅力
4月12日(日)放送の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00-9:55、BS12 トゥエルビ)は、「アイドルソング HOMME」題して男性アイドルソングを特集。マキタスポーツとスージー鈴木が、1980年代にハマりまくった名曲とアーティストをセレクトして紹介する。カセットガールは、さかっちこと酒井瞳。
1980年代、音楽を聴く上で最たるメディアだったテレビ。当時少年だった40代以上の人々は、ゴールデンタイムにいくつも存在した音楽番組から流れてくる数々の男性アイドルソングに耳も目も持っていかれたはずだ。
そんな世代であるマキタスポーツとスージー鈴木が、鮮烈な記憶を呼び覚ましながら、1980年代以降の音楽シーンを彩った吉川晃司、少年隊、田原俊彦、近藤真彦、チェッカーズといった必聴アイドルの心躍る名曲をたっぷり聴いて思い出を語りつくす。
マキタスポーツは、アイドルソングにおける「キメ」に注目し、「アイドルソングにキメは不可欠。ポイントを作ることで聴き手が『わーーっ!』となる」と主張。チェッカーズの「ジュリアに傷心(ハートブレイク)」や、吉川晃司のヒットナンバーを例に、「キメ」とは何かを解説していく。
注目は、風見慎吾(現・風見しんご)が歌った1984年リリースの4thシングル「涙のtake a chance」。「日本初のブレイクダンス歌謡」を放った風見の登場に受けたインパクトから、お笑い番組とアイドルの関係性へと話を展開する。
一方、スージー鈴木は「スージー流80年代ジャニーズの楽しみ方」と銘打って、久保田利伸や織田哲郎ら、トシちゃんこと田原俊彦、マッチこと近藤真彦らに楽曲を提供した作家陣の功績を振り返る。
トシちゃんの「It's BAD」で「ほぼ日本初のラップ歌謡」を生み出した久保田利伸、トシちゃんのヒット曲に見られるダンスミュージックとしての魅力やコミカル性を演出した作詞・作曲家、宮下智らの手腕を解説。
マッチに楽曲提供した織田哲郎については、織田ファンだったマキタスポーツも語りに力が入る。
その他、「トシちゃんVSマッチ」と題し、さまざまな観点から田原俊彦・近藤真彦の楽曲を聴き比べていく企画も見逃せない。
おじさん二人による、体も駆使しての男性アイドル解説を聞いたさかっちは、「歌っている映像を見たいと思いました。(こんなヒット曲を)作った人たちはすごいですね」と感心した様子。リアルタイムでアイドルたちの活躍を体験できなかった女子にも興味をわかせるマキタ&スージーの熱のこもった語りは、同世代にとってたまらない内容になっている。
毎週日曜夜9:00-9:55
BS12 トゥエルビにて放送
2020年4月12日(日)放送は、#62「アイドルソング HOMME」
【出演】マキタスポーツ、スージー鈴木、酒井瞳
https://www.twellv.co.jp/program/music/cassettetapemusic/