現役アイドルを襲った“脱毛症状”、過度な糖質制限が引き起こした“謎の病”の真相に迫る
糖質制限とは、そもそも糖尿病患者などに向けた食事療法で、1日に摂取する糖質の量を150グラム以下に抑えるというもの。正しい知識や専門家の指導が必要で、素人の判断で行うのは危険とされているが、和田さんは1日の糖質量わずか30グラムという過度な糖質制限を始めてしまった。その結果、たった3カ月で15キロのダイエットに成功するも、めまいや倦怠(けんたい)感に悩まされるようになるなど、過度な糖質制限は彼女の体を確実にむしばんでいた。日に日に糖質制限をエスカレートさせていく和田さんを見て「体、壊すよ。人も変わっちゃったみたいで、変だよ」と心配する家族。周囲を心配させてしまっていることに気付いた彼女は糖質制限をやめることに。
しかし、これが恐ろしい病への入口だった。家族と訪れたビュッフェで2年ぶりにパンを食べた和田さん。パンを口に入れた瞬間、これまで感じたことのなかった幸福感に包まれ、涙した。それ以降、せきを切ったように大量のパンや甘い物を食べてしまうようになる。
けいれんがどんどん悪化し…
80年代に歌手・女優として活躍した高樹澪。彼女は40代を迎えようとした頃から、顔の右半分がけいれんする症状に襲われる。けいれんにより自分の意志に反して右目が動いてしまうが、特に痛みもなかったため気にも留めなかった。しかし、症状はどんどん悪化していく。
けいれんは口元にも起こり、水を飲むことすらままならない状態に。この頃になると、女優としての仕事にも支障が出るほどで、高樹は激しいけいれんによって睡眠も取れなくなってしまう。そして、眠りたいと願った彼女が手にしたのは大量の睡眠薬。睡眠薬の量は日ごとに増えていき、精神状態が不安定になった高樹はうつ病を発症し、芸能界引退を決意する。高樹を肉体的にも精神的にも追い詰めた恐ろしい病とは。
スタジオゲストには、カズレーザー(メイプル超合金)と松嶋尚美が登場する。
毎週木曜夜9:00-9:54
フジテレビ系にて放送