<エール>「どうして女だけ…」二階堂ふみ“音”の演技に反響!苦悩の表情ににじむ凄み
窪田正孝主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。6月4日放送の第49回では、音(二階堂)が直面する苦悩がリアルに描かれ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレがあります)
「当然その覚悟はあるのよね?」
音は妊娠した。だが主役を務める「椿姫」の舞台も諦めない、気は遣わないでほしいという音に、千鶴子(小南満佑子)や周囲は戸惑いを隠せない。
腫れ物を触るような周囲の態度にいら立つ音。姉・吟(松井玲奈)にも「あんた一人の身体じゃないんだし…」と諭され、思わず「わかっとるよ!いちいちうるさい!」と声を荒げてしまう場面も。
唯一これまで通りの態度を貫く双浦環(柴咲コウ)から「プロってね、たとえ子どもが死にそうになっていても舞台に立つ人間のことを言うの。あなた当然、その覚悟はあるのよね」と強い言葉でたしなめられ、厳しい現実を突きつけられた音は「どうして女だけ…」と苦悩。重いつわりも重なり、稽古に出られなくなってしまった。
妊娠しても舞台に立ちたい音と、それを受け入れられない周囲とのギャップに苦しむ音の心境を、二階堂は激しく、痛々しいまでにリアルに表現。凄みのある深い苦悩の表情で、視聴者を圧倒した。