<エール>山崎育三郎、“朝ドラ”出演の反響や演じる佐藤久志についての思いを語る
山崎育三郎 コメント
――朝ドラ出演後、周囲の反響は?
祖母がとても喜んでくれました。「いつか朝ドラに出てね」と言われていて、「僕はミュージカルがメインだから、出られないよ」って答えていたので、放送が始まって家で毎朝見られるのが楽しみと言ってくれたのは、嬉しかったです。
――佐藤久志の役柄については?
久志は歌を歌い、ピアノを弾き、周りからプリンスと呼ばれ、ちょっとキザなことを言う。皆さんが思い描くミュージカル俳優としての山崎育三郎に近いかもしれませんね。僕も美しいものに惹かれるというのは、久志と同じですが、本当の僕は男4人兄弟で育って、野球をやってという男っぽい世界で生きてきたので、「昭和元禄落語心中」で演じた助六の方が近い気もしますね。
久志は明るく、社交的であるけれど、それは自分自身を守るための立ち振る舞いで、きっと根は繊細でもっと人間的な部分もあるんじゃないかと思っていて、表面的な部分だけでなく、そういった彼の芯の部分も大事にして演じています。
――視聴者に向けてメッセージを。
久志については、単にかっこいい人というだけでなく、台詞や動きに少しクスっとなって、愛おしいキャラクターとして見てもらえると嬉しいです。
今後は、そんな久志の根本になった幼少期のエピソードも描かれますので、楽しみにしていてください。そして、今だからこそ、「エール」というタイトル通り、全国の皆さんに寄り添い、身近にある音楽が力となり、希望になり、多くの方を励ます作品にしたいと思っています。