いよいよ公開!中川大志×ソニック「今まで見たことのないソニックを感じてほしい」
中川大志が、日本語吹替版で主人公ソニックの声を担当する、映画「ソニック・ザ・ムービー」が、いよいよ6月26日(金)に公開する。
中川が演じるのは世界中で愛される日本生まれのキャラクター、超音速のハリネズミ・ソニック。“スーパーパワー”を奪おうとする敵から逃れ地球にやってきたソニックだったが、地球征服をたくらむ悪の天才科学者に再びその身を狙われることに。大ピンチの中で偶然出会った保安官・トムとの、超ハイスピードで壮大なアドベンチャーが描かれる。
自身も幼いころから親しんできたキャラクターをどのように作り、どう表現したのか。そして、声の演技で感じた面白さ、難しさを語ってもらった。
ソニックの声はどう作られたのか
――もともとゲームのキャラクターであるソニックの声は、どんな風にイメージをして作っていったのでしょうか?
小さいころ、実際に「ソニック」のゲームをしていたので、自分の中でのイメージを膨らませつつ、資料としていただいたハリウッド版の声とすり合わせながら作っていきました。その上で、今回最初に“テスト”としてスタッフさんに声を聞いていただいたので、現場で指示をもらったり、相談したりしながら、試行錯誤して形にしていった感じです。
――実際に映画を拝見して、別人のような声で驚きました。
演じるときはテンション、熱量とギアを30段くらい上げるくらい感覚で。普段の自分からは絶対出てこないようなエネルギー、爆発力でお芝居をするので、相当体力を使うんですよ。だから、収録後はかなりグッタリ(笑)。ソニックはいつも余裕があって、ひょうひょうとしているキャラクター。アメリカで生きている設定でもあるので、いい意味での軽さ、“ノリ”みたいなものを大事にしたかったんです。日本語でそれを表現するために、リズムとかテンポ感、音程をいかに作っていくかは、今回意識した部分でもありますね。
――先ほど、「テストをした」とおっしゃっていましたが、どういう経緯でそうなったのでしょうか?
このお話をいただいたときは、驚きすぎて「え? ん…僕が? ソニックの声!?」と頭の中で繋がらなかったんです。もちろん、めちゃくちゃ嬉しかったのですが、同時に自分が好きなキャラクターだからこそ、「本当に僕でいいのだろうか」とも悩みました。ソニックは日本が誇る存在であり、世界中に多くのファンがいる歴史あるキャラクター。その責任の重さを考えると、最初は「やらせてください」って二つ返事はできなくて…。声のプロではない自分が、果たしてソニックを表現しきれるのだろうかと迷いました。でも、こんな奇跡はもうないかもしれない。挑戦させていただくにあたり、スタッフさんに声を当てたものを聞いて判断してもらいたいとお願いをしたんです。
――結果、そのテストで合格点をもらったということですね。
ありがたいことに、GOをいただけて。ソニックというキャラクターを作り上げたセガの方々に大丈夫と言っていただけたので、「自信を持って一生懸命やらせていただきます」と挑戦させていただくことになりました。
2020年6月26日(金)公開
<スタッフ>
監督:ジェフ・ファウラー
製作:ニール・H・モリッツ(『ワイルド・スピード』シリーズ)、ティム・ミラー『デッドプール』
出演:ジェームズ・マースデン、ジム・キャリー
配給:東和ピクチャーズ
© 2020 Paramount Pictures and SEGA of America, Inc. All rights reserved.
■「ソニック・ザ・ムービー」中川大志 日本語吹替映像