新井ひとみ、上野や新橋で路上ライブ宣言? 「青春を思い出してもらいたい!」〈インタビュー〉
東京女子流のメンバーである新井ひとみが、ソロプロジェクトとして、8月8日に「恋のミラージュ」をリリース。80年代の邦楽シーンを思い出させるリミックスには、世界的に有名な音楽プロデューサー・Night Tempoが担当。新井ひとみに本作に掛ける思いや、自身のソロプロジェクトなどについて話を聞いた。
――今回ソロプロジェクトで初のオリジナル楽曲「恋のミラージュ」がリリースされることになったわけだけど、まず最初に、ソロで歌うということへの想いから聞いてもいい?
「最初はソロ活動の一つの企画として、スタッフさんから“80年代のアイドル風”というコンセプトを提案していただいたんです。方向性的にも、自分的にもすごく好きだったので、やっていくうちに、どんどん自分がやりたいことが増えていって。それで、去年の11月にソロデビューさせていただいたんです。最初に太田貴子さんの「デリケートに好きして」という楽曲をリリースさせていただいたんですけど、そこから、うしろゆびさされ組さんの「渚の『・・・・・』」、中森明菜さんの「少女A」をリリースさせていただいたんです。そして、今回、ソロプロジェクトで初のオリジナル楽曲「恋のミラージュ」をリリースさせていただくことになったんです!」
――今回は、今までカヴァーしてきた楽曲たちとも少し違った毛色だったりもするよね。
「今回は、『CITY POP on VINYL 2020』に参加させていただく形で、「恋のミラージュ」をリリースできることになったので、楽曲制作の中で、“シティーポップ”というコンセプトがあったんです。なので、オリジナルのソロ曲ではあるんですけど、またちょっと一味違った挑戦になっていると思います。自分であって、自分じゃないみたいな感じというか」
――なるほど。歌い方もちょっといつもとは変えていたりする感じ?
「そうですね。東京女子流の活動でも、明るい楽曲とカッコイイ楽曲のどっちとも歌わせてもらってきたので、表現の振り幅がすごく広かったんですけど、今回は全く別の世界観っていうくらい違う雰囲気なので、ちょっと最初は戸惑いました。でも、個人的にすごく好きだなって思える作品でもあったので、とても気に入ってます。歌唱的には、グループで歌っているときは、意識して強めに歌っていることが多いんですけど、今回は、いつもよりも気持ちを上の方に持っていく感じで、ちょっと軽めに歌うようにしたんです」
――歌詞の中のワードに特別感じるものはあった?
「タイトルの「恋のミラージュ」っていうところから、今の時代にはない感じを受けました。空想というか、夢なのかな?って思わせるようなタイトルだし、“傷だらけのハートを 癒してほしい”とか“傷だらけのハートを 壊して欲しい”っていう歌詞も、ちょっと昔っぽい表現だったりするのかな?って感じた中で、同時に、この歌の主人公の恋は叶っていないのかな?片思いなのかな?って想像を膨らませたりしました。普段から、いろんなことを妄想するのが好きなんですけど、この歌詞はそんな妄想欲を掻き立てられた感覚だったので、聴いてくださるみなさんにも、いろんな世界といろんなストーリーを想像しながら聴いてもらえたら嬉しいなって思いました!」
「恋のミラージュ」
8月8日(土)発売
12インチアナログレコードでリリース