長澤まさみ、食と水を支える人たちに感謝「何かに気付くこと、思いやることを意識して撮影に臨みました」
長澤まさみが出演するクボタのTVCM最新作「『壁がある。だから、行く。支えられている 食』篇」「『壁がある。だから、行く。支えられている 水』篇」(各30秒)が、8月8日(土)から全国でオンエアされる。
新型コロナウイルスや豪雨災害など、これまで当たり前に過ごしていた生活をありがたく思い、生活が「多くの誰かに支えられている」ことに気付く機会が増えつつある昨今。
そこで今回、一人の生活者を演じる長澤が、生きていく上で欠かせない「食」と「水」を支える人たちへの“感謝への気付き”をテーマにした、2タイプのCMが制作された。
「『壁がある。だから、行く。支えられている 食』篇」では、長澤がウオーキングの途中、手作りのおにぎりをおいしそうに頬張るシーンからスタート。
自分にできることをやってみることで、毎日が少しずつ豊かになること、その毎日を生きるために必要な“食を支える”農家の人たちに思いをはせる長澤の姿が描かれている。
「『壁がある。だから、行く。支えられている 水』篇」では、床のブラッシングや植物への水やりが一段落したところで、蛇口からグラスに水を入れて、ゆっくりと街を眺めながら喉を潤す長澤。
安心して飲める“水を支える人”がいることに思いを巡らせ、「今まであったささやかな幸せや、当然のようにそこにあった生活は、自分一人じゃできないって、気付かされた日々だった」というナレーションが重なっていく。
より“日常”を感じさせる自然な表情を狙い、長回しで撮影したウッドデッキのシーンでは、自分の家という設定でよりナチュラルな姿を演じた長澤。
長期にわたって自宅で過ごしていたこともあり、今回のオフナレーションの内容に「すごく共感しました」と語り、本番収録の際も一言一言、気持ちを込めて丁寧に読んでいた。
「『壁がある。だから、行く。支えられている 水』篇」の後半にある、ベランダで植物に水やりをしていた少女が長澤に向かってVサインをしながらほほ笑むシーン。
少女は「『壁がある。だから、行く。支えられている 食』篇」にも登場し、再会した長澤にまたVサインをしながらほほ笑む。
そんな長澤と少女の交流を描いたこの2つのシーンは、自分以外の誰かとつながっている喜びや、人と会える喜びを表現した場面となっており、周りのスタッフも2人のほほ笑ましいやりとりを見つめながら、自然と表情が和んでいた。
今回のCMでは、シンガーソングライターの阿部芙蓉美が手掛ける「Neverland」を起用。
「“Neverland(非日常)を経由し、遠回りをしても生きてく、暮らしは続いていく”という楽曲です。曲中の優しくて力強いフレーズがCMに起用されることになり、音色や言葉の持つ力でCMの世界観に彩りを添えられたら」という思いを込めて制作したという本楽曲。
阿部は「新しい日常を前向きかつ丁寧に描いたCMに、そっと流れ込む心地良い風のような曲になっていたらうれしいです」と語った。
なお、2020年に創業130周年を迎えたクボタ。創業間もない明治期には、コレラなどの伝染病対策として近代水道の整備に欠かせない水道用鉄管の国産化に成功し、食糧難に苦しむ戦後には農業機械により食料の増産と省力化に貢献するなど、創業より時代ごとの社会課題の解決に取り組んできた。
今回のTVCMでは、毎日の暮らしに欠かせない「食」と「水」を支え続ける人たちへの感謝の思いを抱きながら、これからもクボタは「クボタにやれる、やり方で」人々の営みに貢献していきたいというメッセージを伝えている。