榮倉奈々、初共演の“夫”菅田将暉を「コミュニケーションがとても上手な人」<映画「糸」連載その4>
中島みゆきが出会いの奇跡と絆の大切さを歌った国民的人気曲「糸」。その名曲をモチーフに映画化した「糸」(8月21日・金公開)で、榮倉奈々が演じるのは、主人公・漣(菅田将暉)が働くチーズ工房の先輩・香。漣の人生に大きく関わっていく重要なキャラクターを演じた彼女が、自身の役柄と北海道で行われた撮影の裏話、さらには物語の舞台となる平成という時代への思い、自身が運命を感じたエピソードについて語ってくれた。
とにかく明るく、全てを笑い飛ばすような女性を目指しました
――榮倉さんが演じた香は、漣の支えとなっていく芯の強い女性です。彼女の明るさや強さは、どこから生まれたものだと思いますか?
最終的なところで言うと、母性だと思います。あと、育ちもあるのかもしれません。香の両親はとてもステキな人ですし、北海道の雄大な自然の中で育ったということも、彼女の人格を形成する上で大事な要素になっていると思います。
――香を演じる上で気をつけたこと、意識したことを教えてください。
とにかく明るく、全てを笑い飛ばすような男前な女性を目指しました。
――それは瀬々敬久監督からの要望でもあったのでしょうか?
そうですね。サバッとした女性でいてほしいと言われました。あと、「普段の榮倉さんそのままの男前な感じでお願いします」とも。自分では一度も男前な性格だと思ったことがないのですが、監督の中ではそういうイメージがあったみたいですね(笑)。
――香の男前な感じは同性からもモテそうですね。こんな友達がいたらいいなと思いました。
確かに。引っ張っていってくれそうですし、何でもスパッと言ってくれそう。周りにいてくれたらうれしい人ですよね。
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