菅田将暉、初の父親役で“娘”にメロメロ「初めてアドリブで鼻とか食べちゃおうかなと思った」
一方、小松は「今までは激しい作品が多かったけど、今回は王道のラブストーリー。逆にいろんな作品を経たことで、私たちはどう変化したのか、どう『糸』を見せるられるのかは、面白さでもありました」と口にし、「本当に縁。共演してきて長いので、今回またご一緒できてすごくうれしかったです」と感慨深い様子で明かした。
お互いの変わった部分と変わらない部分を問われると、菅田は小松の変わった部分を「いっぱい差し入れするようになりましたね」と明かす。
「前はそんなに余裕もなさそうで、撮影の合間に会話をした記憶がなくて。でも、今回はそのスイッチングができていて。われわれ俳優部の仕事として、お芝居する以外にも僕らじゃないとできないケアがあると思う。そういう主演感や俳優感を感じました」と称賛。
また、小松がエキストラの多い寒いシーンで、豚汁を差し入れしようとしていたと明かし、「スタッフさんにバリバリのキャリアウーマンみたいな会話を繰り広げていて。火が使えないでできないってなったら、パシッと豚汁案を捨てて、お菓子買いに行っていてカッコよかったです」とエピソードを披露し、「頼りになるなと。できる人でしたね」と小松を絶賛した。
一方、小松は菅田が子役をすごくかわいがっていたことを明かし、「子どもが好きとは聞いていましたが、愛情たっぷりで父親みたいな一面を見られて、それは新しい部分だなと。今までそういう役はなかったし、私も30代の役が初めてだということもあって、大人になってきているなと思ました」と明かし、「子どもと一緒になって全力で対応していたので、いいお父さんになるんだろうなって思いました」とニッコリ。
その話を受けて菅田は「あれはかわいいですね」と破顔。初の父親役を「最初はできるか不安だった」と言いつつも、「現場に行くと、娘役の子たちがお父さんにしてくれる。かわいくてたまらなくて、初めてアドリブで鼻とか食べちゃおうかなと思った」明かし、会場の笑いを誘っていた。
最後には、2人が「4カ月越しの公開ができることを心から感謝しています。いろんなことがあったけど、一つのエンターテインメントとして楽しんでいただければ、これ以上ないです」(菅田)、「あらためて何が幸せで大切なのかをこの映画を見て感じてほしい」(小松)とそれぞれ思いを明かし、締めくくった。
取材・文・撮影=TAKAMI
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