「花と雨」冒頭シーンをノーカットで公開!
独占公開された本編冒頭シーンは、主人公の吉田(笠松)が多摩ナンバーの車に乗り、真っすぐな一本道を走るところから始まる。ハンドルを握る吉田は路肩に停車し、ある外国人女性が書いた「この場所に行けば会えるはず」というメモを手にどこかを見つめる。
回想の中で吉田が「俺ガキの頃、ロンドン住んでたって言ったの覚えてる?」と女性に語り始めると、静かで美しい音楽と共にタイトルバックが流れる――ここから、成功と挫折が入り混じった吉田のラッパーとしての人生が描かれていく。
吉田を演じる笠松の、見ていてヒリヒリするような、感情を押し殺した瞳と、どんよりと重たく広がる曇り空が印象的。ヒップホップや音楽青春映画と思って見た人は、その静かなシーンに引き込まれるだろう。ここから始まる物語が、どんな世界へと広がっていくのかと思わせる4分間となっている。
カミナリ・たくみ「これまで何百回も聴いた」
映画「花と雨」を観た各界の著名人も感想を寄せている。
ヒップホップMCのPUNPEEは「見終わってすぐ、恵比寿ミルクでのSEEDA氏のライブがフラッシュバックしました。どん底から最高なものがいつだって生まれて欲しいし、何かこれから始める人も頭かきむしって悩みまくってほしくなる映画でした!」、芸人のカミナリ・石田たくみは「これまで何百回も聴いたであろう『花と雨』。映画を観た後にもう一度聴いたが、今まで感じることが出来なかったこの曲の本当の奥行きを知った」とコメント。
俳優の稲葉友も「花と雨のアルバムを初めて聞いたのは中学生の頃でしたが、未だに通しで聞きたい一枚。荒々しくも瑞々しい、この新しい青春音楽映画が多くのHIP HOP好きと映画好きに届くことを願います」とその思いを語っている。若き頃に「花と雨」に影響された人は多い。
幼少期をロンドンで過ごし、どこにも居場所のなかった青年が、ヒップホップを唯一の拠り所にして生きていく。今の自分から一歩抜け出したいともがく主人公から、シビれるほどの情熱が感じられる作品だ。
■映画「花と雨」HP
https://phantom-film.com/hanatoame/
出演:笠松将
大西礼芳 / 岡本智礼 / 中村織央 / 光根恭平 / 花沢将人 /
MAX / サンディー海 / 木村圭作 / 紗羅マリー / 西原誠吾 /
飯田基祐 / つみきみほ / 松尾貴史 / 高岡蒼佑
監督:土屋貴史 原案:SEEDA・吉田理美
脚本:堀江貴大・土屋貴史
音楽プロデューサー:SEEDA
製作:藤田晋・中祖眞一郎
制作プロダクション: P.I.C.S. 配給:ファントム・フィルム