「親バカ青春白書」美咲役・小野花梨が見た“演出家”としてのムロツヨシの一面<Interview>
日本テレビ系で放送中のドラマ「親バカ青春白書」(毎週日曜夜10:30-11:25)。ムロツヨシ演じる主人公・ガタローが、娘のさくら(永野芽郁)が好き過ぎるあまり一緒に大学に入学、畠山(中川大志)や寛子(今田美桜)、根来(戸塚純貴)ら同級生の仲間たちと二度目の青春を送るというホームコメディーだ。
その仲良しグループのツッコミ役・美咲を演じているのは、小野花梨。今回、インタビューに伺うと、美咲のサバサバしたイメージとは違う、物腰柔らかく落ち着いた口調でこちらの質問に答えてくれた。
明るい美咲のキャラクターに「楽しみ半分、不安半分」
子役から芸能活動を始めた小野は、これまで数々のドラマや映画に出演。「特に印象に残っているのは、12歳のときに出演させていただいたドラマ『鈴木先生』(2011年テレビ東京系)です。あのときに出会った皆さんと話したことは今でも覚えていますし、お仕事をする上で土台になっているなという実感があります。
あとは、映画『南極料理人』(2009年)ですね。お世話になった(主人公で父親役の)堺雅人さんや、お母さん役だった西田尚美さんと、いつかまたどこかでご一緒できたらうれしいなという思いで頑張っています」とこれまでを振り返る。
コメディーや明るいキャラクターを演じた経験が少なかったため、今作への出演が決まったときの心境は「楽しみ半分、不安半分」だったという。
「今まで殺人鬼、薬物中毒者、いじめられっ子、捨てられちゃう子など、暗い役柄が多くて、私自身も明るい方というよりは大人しい方だから、大丈夫かなって思いもありました。だけど、演じてみるととっても楽しかったです。みんなと出会うところから始まって、どんどん仲良くなっていくので、役同士の距離感を考えながら演じました」。
過去には永野と映画「繕い裁つ人」(2015年)、中川とドラマ「13歳のハローワーク」(2012年テレビ朝日系)で共演。特に、同い年の中川とはドラマのタイトル通り13歳での共演で、今作で再会した際には「『大人になったね』『頑張ってきたよね』という話」をしたという。