市原隼人、キャリア初の連ドラゲスト出演「いかに説得力を出せるかを一番に考えました」<未解決の女>
市原隼人コメント
連続ドラマにゲスト出演するのは初めてです。限られた出演シーンの中で、いかに説得力を出せるかを一番に考えました。
そんな中で特に引かれたのが、自分自身も念頭におく“正義とは、真実とは何なのか?”を問う「未解決の女」の世界観。
さらに現場に入った瞬間、緊迫感あふれる熱量を肌で感じまして…。主演の波瑠さんも本当に純粋な方で、芝居に対する責任感や懸命さに感銘を受けました。
Season1からチーム一丸となって培ってきた空気感に触れたことで、汗も涙もすべてメイク(偽物)ではなく、本物を目指そうと決めました。
そのため、1カット1カット撮影する前には感情で追い込み本物の汗を流すために走るなどして、全力で挑みました。
どのカットでも芝居のリアリティーを追求することで、「ミスターパーフェクト」と呼ばれる富野のキャラクターにも説得力を持たせたらな…と思い、努力しました。
中でも今回、富野の逃亡劇の幕開けとなる第6話冒頭のアクションシーンには、こだわりました。
実はアクションの相手は吹き替えの方がやってくださったんですけど、手加減された時点でお客様に楽しんでもらえなくなると感じまして…。自分から「すべて本当に当ててくれ」とお願いし、手数も少し増やして臨みました。
1週間くらい脳震盪がするほどの痛みを伴いましたが、その痛みをもって全シーンを演じることで、説得力を追求しました。
もしSeason3が実現して呼んでいただけたとしても、次はもう力が出せないほど、出し切りました(笑)。そういう意味でも楽しませていただきました。
今回はコロナによる外出自粛期間にいろんなことに対して逡巡し、止まり悩み考えてからの現場でしたので、より気持ちがあふれ出ています。現場では良き迷いを持ち芝居ができました。
このドラマの座組みの芝居や作品に対する愛情あふれる素敵な最終章になっていますので、ぜひご覧ください。