宮沢氷魚、“上裸”のシーンをいじられ「記録は更新中」
一方、大鶴は「人がいると全然違う、エネルギーをもらえる」と初日の感想を語ると「戦場を知らない人たちが多い中で、目に見えないモンスターというものを観客と共有するためには、生半可な実態じゃ納得してくれない。ディスカッションをしながら2人で稽古をしてきた」と明かし、「稽古は大変でした。でも、それが好き。新しく積み上がっていく感じを実感した」と振り返った。
また、互いに共演した感想について、大鶴は「(稽古期間の中で)一瞬グロッキーになった時もあったが、そこから立ち上がって打たれ強い部分を見せてくれたので、役者としても頼りがいがあった」と宮沢を評価。
宮沢は「目を見て芝居をした時に何を考えているのか感じ取れることが分かって、佐助の目は面白いと思った」と大鶴の新たな一面を発見したことを口にした。
最後に、大鶴は「芝居は稽古場も含めて毎回同じものがないので、その日にお客さんと作り上げる作品を大事にしたい」と話し、宮沢は「人前で作品を披露することができてうれしい。体調管理を万全の状態にして気を引き締めて取り組んでいきたい」と上演に向けて意気込みを語った。
取材・文=永田正雄
9月17日~23日(水)
東京芸術劇場プレイハウスで上演