<エール>志村けんさん最後の登場 ファンから感謝の声あふれる
志村さんにとって、「エール」は初めてのドラマ出演。初登場シーンは第25回、裕一が国際コンクールに入賞したことを報じる新聞記事を目にし「本物か“まがい物”か…楽しみだね」とつぶやいたシーン。
だが裕一にとって、小山田との出会いはまだ少年だった第4回(演:石田星空)で、父・三郎(唐沢寿明)に買ってもらった「作曲入門」表紙に刻まれた“小山田耕三著”の文字を目にした時。以降、ほぼ全編にわたり、主人公・古山裕一の人生に影響を及ぼし続けた人物だ。
裕一との対面シーンは第35回(第34回ラストからの登場)と第38回(第37回ラストからの登場)の2回だけだったが、社会的にも、裕一にとっても大きな存在であり続けた小山田。演じた志村さんは、その場にいるだけで圧倒的存在感を漂わせた。
今回が最後の登場となった志村さん。ファンからは「ありがとうございました!」「お疲れさまでした」「小山田先生、素敵でした!」「バラエティとはまったく違う顔を見ることができて幸せでした!!」といった、感謝の声が飛び交った。
10月2日(金)は第80回を放送する。
音楽挺身隊の活動に取り組んでいた音は、戦争が激しくなっていくにつれ、戦争に協力していくことへの疑問を抱き始める。一方、鉄男(中村蒼)が木枯(野田洋次郎)をつれて、一緒に飲もうと突然やって来る。久しぶりに裕一たちは楽しい時を過ごすが、鉄男や木枯は、今の世の中の空気が合わず、創作から離れていると話す。裕一は戦争の今、やれることをやるしかないのではないかと話す。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送